第10試合は、Bブロック公式戦。現在、「6勝0敗=12点」と破竹の6連勝中で単独トップのオカダ・カズチカ、これを「4勝2敗=8点」で追走しているEVILが注目のシングル初激突。
第9試合、ジュース・ロビンソンのケニー・オメガからの大金星で場内が騒然とする中、おなじみの入場テーマでEVILが堂々のリングイン。一方、ここまで圧倒的な強さを見せているオカダ・カズチカは吠えながら、自信満々の入場を見せる。
試合開始直後、まずEVILがキック、ショルダータックルで先制。だが、オカダもヘッドロックで切り返してショルダータックル。
このあとEVILは顔面かきむしりをみせれば、オカダはフロントハイキックから低空ドロップキックで逆襲。続いて、ネックブリーカーから、左右の手を交錯させてEVILの首を絞め上げていく。
オカダはボディスラムを放ってセントーンアトミコを狙うが、これを読んでいたEVILはエプロン際でオカダにラリアット。場外へ叩き落とすと、強烈な鉄柵攻撃。続いて、オカダのイスをクビに固定して、そこをめがけてイスをフルスイング!
このデンジャラスな攻撃のあと、オカダはなんとかリングイン。EVILは馬乗りで顔面にエルボー攻撃、さらに、サーフボードと思いきや、オカダの後頭部を蹴り飛ばしていく。続いて、背後からオカダのアゴを締め上げていくEVIL。
ここで、オカダもエルボー連射で反撃するも、EVILはWハンマーを炸裂。しかし、EVILのセントーンはオカダもかわしていく。
ここからオカダは、走り込んでの低空エルボースマッシュ。コーナーの串刺しエルボーから、すかさずDDT。すっくと立ちあがって場内の歓声を浴びる。
EVILもオカダの攻撃をネックブリーカードロップで反撃、一度はフロントハイキックを食らうも、走り込んだオカダをサイドバスターで切ってとる
だが、オカダもフラップジャックで逆襲してペースを握らせない。さらに、走り込んだところをEVILがフロントハイキック、だがリバースネックブリーカーで切り返したオカダは、トップロープから得意のダイビングエルボードロップ。そしてレインメーカーポーズを決めると、場内は大歓声。
しかし、ここでEVILはオカダは髪の毛をつかみ、今度はオカダの脚をキャッチするとレフェリーにパスして、オカダの腹にトラース・キックを命中。
このあと、コーナーに駆け上がったEVILが場外へ落ちそうになったところ、オカダが引き起こしてドロップキック! これで場外へ落ちたEVILを鉄柵に振ったオカダはEVILにフロントハイキック! これで鉄柵の向こうへ落ちたEVILにボディアタックを狙って走り込んでいったオカダ。しかし、なんとEVILは突進してくるオカダに、客席のイスを思い切り叩きつける無法攻撃!
このあと、リング下からパイプイスをかきあつめたEVILは、場外後方でイスのヤマを設置。ここへオカダを連れ出して、ファイヤーマンズキャリーで抱え上げる。一度は逃げたオカダを再度捕まえて、なんとパイプイスのヤマの上にダークネスフォールズ爆発! この危険すぎる荒技に場内からはどよめきが発生。
場外で苦しむオカダを、EVILはリングに連れ戻すとフィッシャーマンバスター。続いて、リング上でもダークネスフォールズ炸裂!
場内が騒然とする中、首かっきりポーズのEVIL。ここから、必殺のEVILはオカダがカット。さらにEVILが走り込んだところもキックでカットされるも、ローリングラリアット炸裂! ここからEVILがオカダをトップコーナーに担ぎ上げ、雪崩式フィッシャーマンを狙ったものの、これはオカダがエルボーで迎撃。
リング内に転落したEVILへ、オカダはトップロープから衝撃の両足ミサイルキックをクリーンヒットさせる。さらにツームストンを狙ったものの、これはEVILがカット。
もう一度、ツームストンを狙ったオカダを、逆にタイガー&ドラゴンスープレックスホールドに切り返そうとしたEVIL。しかし、オカダはこれを切り返し、さらにEVILのローリングラリアットもかわして背後から強烈なドロップキック! さらにカウンターのドロップキックを爆発させると、場内は大爆発。
勝機と見たオカダはイッキにレインメーカーを狙うが、これはEVILがカット。オカダは強烈なエルボースマッシュで反撃。だが、オカダが走り込んできたところEVILはカウンターのラリアット爆発! さらに、投げっぱなしのタイガー&ドラゴンスープレックス! 続いて、勝ちあげ式のラリアット! この凄まじい猛攻に場内はストンピング状態で熱狂する。
EVILは、首かっきりポーズから、必殺のEVILの態勢へ。しかし、これはカウンターのラリアットで逆襲したオカダ。EVILの手を離さないオカダは、再度のラリアット。そして、「うおおおおお」と吠えながら、レインメーカーの体勢に入ったが、これをかわしたEVILがオカダの腕をカットして、さらにヘッドバッド一閃!
ダメージ大のオカダを無理矢理引きずり起こして必殺のEVIL……と思いきや、これをジャーマンで切り返したオカダ。再度のレインメーカーを狙ったオカダだったが、この勢いをそのままキャッチして渾身のEVILをクリーンヒットさせたEVIL。これが、決めてとなって、ついに3カウント奪取!
無敗の王者・オカダを食い止めて、値千金の勝利を手にしたEVIL。「5勝2敗=10点」と優勝戦線にとどまってみせた。