G1 CLIMAX 27 – 東京・後楽園ホール　7/20（木） – 第5試合

ローソンチケット Presents G1 CLIMAX 27

日時: 2017年7月20日(木) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
放送
観衆: 1,741人（札止め）

第5試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 27」Bブロック公式戦

小島聡
ジュース・ロビンソン

（0勝1敗＝0点）
（1勝0敗＝2点）

境界線

11分48秒　パルプフリクション→片エビ固め

MATCH REPORT

　第5試合はBブロック公式戦、小島聡とジュース・ロビンソンが対峙。ジュースは新しいカラフルなコスチュームで登場。小島には天山がセコンドにつく。

　開始のゴング、ジュースはロックアップからリストを取りにいく。小島もヘッドロックで切り返すが、ジュースもお返しのヘッドロック。ここから小島がロープに飛ばすも、ジュースはショルダータックル。さらに早くもパルプフリクションの体勢に入るが、小島はこれをしのぐと距離を取る。
　続いて小島はジュースのスピンキックをかわし、DDTを炸裂。さらにモンゴリアンチョップ3連発から、追撃のラリアットでジュースを場外に落とす。小島はそれを追いかけると、ジュースの頭をつかんでエプロンサイドに叩きつける。さらに小島はエプロンサイドでDDT。続いてジュースを鉄柵に叩きつけようとするが、ジュースは逆に小島を投げ返し、続いてドロップキック。
　ジュースは小島をリングに戻すと、ストンピングからバックドロップ、セントーンと一気にたたみかけていく。しかし、続くブレーンバスターは小島が着地。ならばとジュースは逆水平チョップとナックルを叩き込んでいくが、小島もエルボーで反撃。
　小島はマシンガンチョップ。そして、串刺しエルボーから「いっちゃうぞバカヤロー！」の雄叫びを上げるが、ジュースが不意打ちのラリアット。だが、続くキャノンボールは小島がかわす。そして、小島はトップコーナーからダイビングエルボーを投下。
　ここからジュースが逆水平チョップ、小島が胸板への張り手で打撃合戦。そして、小島はロープ飛ぶが、ジュースはカウンターのスパインバスター。さらにキャノンボールを見舞うと、トップコーナーから豪快なダイビングボディアタック。
　ジュースは一気にパワーボムを狙うが、切り抜けた小島はコジコジカッター。そこから小島はトップコーナーにジュースを設置。しかし、ジュースは小島を落下させる。そして、ジュースはコーナー上に立ち上がるも、小島はその足を刈り取るようにラリアット。さらに小島は雪崩式のコジコジカッター。
　ここで小島はサポーターを外してラリアットを狙うが、ジュースはしのぎ、逆にパルプフリクションを狙う。しかし、小島はうまく切り抜けると延髄ラリアット。続いて垂直落下式ブレーンバスターを繰り出すが、ジュースはカウント3寸前でキックアウト。
　ならばと小島はラリアットを狙うも、ジュースはその腕をたたき落とし、ロープへ。だが、小島はカウンターのラリアットを炸裂。しかし、ジュースはキックアウト。小島はとどめとばかりに正調のラリアットにいくも、ジュースはかわし、渾身の左ナックルをヒット。これで動きの止まった相手にパルプフリクションを炸裂させ、ジュースが小島からシングル初勝利をスコア。

　試合後、両者が握手で健闘をたたえ合うと、場内は「小島」コール、そして「ジュース」コールに包まれた。

COMMENT

ジュース「ここまで自分は、コジマさんに言われたことをやってきた。ドージョーに入ったその日から、コジマさんが自分の指導者として、ずっと指導してくれた。だから、自分はまだコジマさんの翼の下にいると思ってるが、今日はギリギリのところで勝つことができた。これまでにない相手だった。でも、コジマさん、まだ寝ちゃいけない。倒れちゃいけない。AブロックもBブロックも、強豪がひしめいているが、まだまだこれからだ。自分は今日1勝をあげたが、まだまだこの闘いは続く。『なんとも大変なトーナメントに出ているんだな』と改めて実感した」

小島「あまりにも過酷なリーグ戦がスタートした。去年『G１』出てなかった男が、今回１５回目の『G１』。ただの負け惜しみかもしれないけどさ、オレまだ全然元気だから。どういうふうに思われてもいいよ。オレはまだまだ元気いっぱいだぞ。このままもう1試合続けてやろうと思ったて出来る。それだけの体力と、それだけの忍耐力と、それだけの総合的な力を新日本プロレスと全日本プロレスと、もう１回新日本プロレスで培ってきたんだ。まだ1回終わっただけじゃないか。これから面白くしていこう」
天山「すごいね。いい試合で最後にコジが獲ってくれると思って応援していたんですけど。ジュースも今回初めて『G１』出て勢いあるし、いい勝負だったんですけどね。まだ始まったばかりなんで、コジには去年オレが代わりに出場して出れなかった借りを最後の最後までコジを応援しようと思っています。コジになんとしてでもこの『G１』で優勝出来るように全力でサポートしていこうと思います」