前日の記者会見で一触即発となった真壁刀義とバッドラック・ファレが、Aブロック公式戦で激突。ファレがリングインと同時にリングアナウンサーを突き飛ばせば、真壁は目を見開いて闘志満々の表情で登場。
開始のゴングと同時に両者はエルボー合戦。競り勝ったファレはショルダータックル。しかし、真壁は倒れず。逆に真壁はショルダータックル3連発でダウンを奪う。これでファレが場外に落ちると、真壁は追いかけて鉄柵攻撃を狙う。しかし、逆にファレは真壁を鉄柵に投げつけ、さらに真壁のチェーンを手に取り、真壁自身の首にまきつけて客席に投げ入れる。その後もファレは真壁を場外で放り投げ、スタミナを奪う。真壁はカウント18でリングに生還。
リング上、ファレは真壁の上にのしかかって圧殺刑。さらに高々と抱え上げたボディスラムからヒップドロップとたたみかけていく。しかし、真壁もエルボーからロープへ。だが、ファレは肩口に担ぎあげるとサモアンドロップ。圧倒的なパワーを見せつけていく。
フラフラ状態の真壁に対し、ファレはエルボー。さらにファレはバッドラックフォールを狙うが、これは真壁が回避してカウンターのラリアット。そして、串刺しラリアット二連発から、ファレの脳天にナックルを連発。そこからノーザンライトスープレックスを狙うが、ファレは持ち上がらず。しかし、真壁はカウンターのラリアットでファレからダウンを奪う。
だが、ファレもショルダータックルでダウンを奪い返すと、フライングボディプレス。そして、グラネードを狙うが、ディフェンスした真壁は身体を浴びせかけるようなショートレンジのラリアット。しかし、ファレは追撃の串刺しラリアットをかわすと、串刺しボディプレス二連発。さらにバッドラックフォールを狙うが、真壁は切り抜けてラリアット。ここからラリアットの相討ちをはさんで、真壁は左腕のラリアットでダウンを奪う。
すかさず真壁はトップコーナーに上ると、立ち上がったファレにキングコングニー。そして、もう一発狙うが、ファレは真壁の首をつかんで捕獲。ここから一気にグラネードにつなぎ、ファレが真壁から3カウントをスコア。
ファレ「まぁ、落ち着け、落ち着け。一ついただいた。この『G1』、まず一ついただいた。別に気にすることはない。当然のことだ。まだ1試合終わっただけだぞ。まだまだ試合は残ってるんだからな。1人ずつ、今日と同じように1人ずつ片付けていく。今日と同じ結果が続くだけだ。なにも気にすることはないから。同じ結果を見るだけさ。日本人は何をどう思ってるんだ? 別に驚くことじゃない。1人ずつ片付けていけば、どうなるかわかるだろ? な? なにも慌てることはない」
※真壁が若手に肩を借り、コメントブースに登場し、床に倒れ込む
真壁「俺のケンカを買っただけのことはあるじゃないか。クソッ……オイ、言っといてやる。たかが1試合だ。次の試合、その次の試合も、獲ればいんだろ? それでよ、“本物のぶつかり合いのプロレス”を見せてやる。それだけだ。言っとくぞ。悔いも何もねぇ。気持ち良かったぜ。最高のいい女を抱いた晩みてぇだ。いいぜ、やってやるぜ、コノヤロー。ますます火ついてきた。いいじゃねぇか、アッパレだ。それだけだ」