G1 SPECIAL in USA

日時: 2017年7月1日(土) 15:30開場　17:00開始
会場: アメリカ・ロングビーチコンベンションアンドエンターテイメントセンター
放送
観衆: 2,370人（札止め）

第4試合無制限1本勝負
初代IWGP USヘビー級王座決定トーナメント1回戦

ジュース・ロビンソン
ザック・セイバーJr.

境界線

10分04秒　変形卍固め

※ザック・セイバーJr.が2回戦に進出

MATCH REPORT

　USヘビー級トーナメント1回戦では、ジュース・ロビンソンとザック・セイバーJr.が対峙。共に今年の『G1』で初出場を果たす両者が激突することに。

　開始のゴング、ザックがグラウンドに持ち込むが、すかさずジュースはロープエスケープ。ジュースはザックをコーナーに叩きつけると、リズミカルにナックルパート。さらにフェイントを交えてドロップキック。続いて串刺し攻撃を狙う。これはかわされるも、ジュースはロシアンスイープからセントーンと一気にたたみ掛けていく。
　しかし、ブレーンバスターを切り返したザックは、ジュースにオーバーヘッドキック。さらにジュースの左腕を複雑な関節技で痛めつけていく。続いてザックはジュースの左腕に強烈なストンピング。その後もアームブリーカー、後ろ髪を掴んでの変形卍固めと、追撃の手を緩めない。
　劣勢のジュースだったが、力尽くでザックを両肩に担ぎ上げるとプリンスズスロウン。さらに串刺しラリアット。だが、ザックはジュースに飛びつき、アームロックを仕掛ける。しかし、ジュースは力づくでジャックハマーに切り返す。そしてキャノンボールを見舞うと、一気にパワーボムを狙う。
　だが、これをうまくしのいだザックは、ジュースにキックとエルボー。そして、目まぐるしい技の切り返しから、ザックはジャパニーズレッグロールクラッチ。これを返されると、ジュースの胸板にサッカーボールキック。
　さらにザックは挑発するようにキックを見舞うが、ジュースは「カモーン！」と雄叫び。そして、ナックルと逆水平チョップを交互に繰り出し、豪快なスピンキック。しかし、ザックも飛びつきの腕ひしぎ逆十字で応戦。そこから三角絞めに移行すると、ジュースは苦悶の表情。しかし、力尽くで持ち上げてパワーボムのように叩きつける。
　ジュース強烈なナックルを叩き込み、すかさずパルプフリクションを狙うが、ザックは切り返して卍固め。ジュースは必死にロープに逃げようとするも、ザックは両腕を抱え込んで変形の卍固めへ。粘るジュースからギブアップを奪った。

COMMENT

ザック「カリフォルニアではいい試合ができる。今日も勝つことができた。僕がヘビー級で闘えるのかと疑問を抱く人もたくさんいる。しかし、僕は新日本のヘビー級に相応しいレスラーだ。今日勝てたことを誇りに思う。鈴木軍の代表として、このトーナメントに出場していることにも意味がある。最高の気分だ」

ジュース「これが『G1（CLIMAX）』の前哨戦といったところだ。この『G1 SPECIAL atロングビーチ』が『G1』のプレビューになるだろう。このトーナメントでBブロックに入っているレスラーたちは、ザック・セイバーJr.を倒すのに苦労する。かなりの技を持った男だ。ただ、俺が勝ってベルトを獲る日も遠くない。厳しい敗戦からはいつでも学ぶ事があるから」