シリーズ最終戦の6月27日(火)後楽園で行われるIWGP Jr.戦KUSHIDAvsBUSHI、6月20日(火)後楽園で行われるNEVER 6人タッグ戦SANADA&EVIL&BUSHIvs田口&ジュース&KUSHIDAのダブル前哨戦。なお、棚橋と内藤は6月11日の大阪城ホール大会でIWGP IC王座を懸けて激突し、挑戦者・棚橋が勝利した。
KUSHIDAとBUSHIの対決で試合が始まり、手四つの力比べでBUSHIが押し込む。その後、BUSHIがヘッドシザースホイップを繰り出すと、KUSHIDAが側転で切り返し、スピンキックを発射。これをBUSHIがかわした直後、2人が同時に放ったドロップキックが交錯した。
田口対内藤の場面。控えのヒロムが田口の背中を蹴ってロープワークを妨害し、尻を叩く。その直後、内藤&SANADA&EVIL&BUSHIが一斉にストンピング連射をお見舞い。
これで田口の動きが止まり、ヒロムと内藤がそれぞれショルダータックル。そこからダブルショルダータックルを狙うも、なんと田口は体を90°回転させて2人のあいだをすり抜ける。そして、開脚式ドロップキックで内藤&ヒロムを同時に吹き飛ばす。
ここから内藤が孤立し、KUSHIDA→ジュース→棚橋の順にヒップアタックをお見舞い。さらに、大コールを受けて真壁も内藤にヒップアタックを食らわせる。
続いて田口がランニングヒップアタック2連発で内藤へ追い討ち。そこからギタるも、内藤が尻に低空ドロップキックを浴びせて逆襲。そのまま乱戦となり、L・I・Jが田口を捕獲。SANADAがパラダイスロックを極めたのち、カットに入ったジュースをBUSHIがニュートラルコーナーへ叩きつける。そして、内藤がジュースを踏み台にしてエプロンへ飛び出し、トップロープ越えの串刺し低空ドロップキックをお見舞い。そして、SANADAは田口の尻へ低空ドロップキックを浴びせる。
田口の劣勢は続き、ヒロムがチョップ連打、トラースキック、EVILがセントーン。さらにEVILはアトミックドロップを2連発で食らわせるが、田口がフェイントでショートレンジヒップアタックを見舞い、ようやく赤コーナーへ帰還。
スイッチした棚橋は、EVILにカウンターフライングフォーアームで追撃。さらに、内藤と&ヒロムの合体攻撃を回避し、内藤をドラゴンスクリューで蹴散らす。そして、EVIL&ヒロムの脚を同時に取り、まとめてドラゴンスクリューで転倒させた。
真壁対EVILの場面。真壁が串刺しラリアット2連発、ランニングラリアット、頭部へのパンチ連射。だが、EVILはノーザンライトスープレックスとジャーマンスープレックスから逃れ、真壁の脚をレッドシューズ海野レフェリーに持たせてトラースキックをお見舞い。
ここでBUSHIが登場し、ミサイルキックで真壁に追撃。しかし、真壁が右ラリアットを放ち、かわされた直後に左ラリアットを食らわせた。
KUSHIDA対ヒロムの場面。KUSHIDAが腕にミドルキック3連打を見舞い、ハンドスプリングエルボーで追撃。そして、内藤をアームホイップで投げ捨て、側転から低空ドロップキックを見舞う。
だが、BUSHIがTシャツを悪用したチョーク攻撃で逆転に成功。そして、BUSHI&ヒロムがトレイン攻撃を仕掛けるも、KUSHIDAが回避し、ヘッドシザースホイップでヒロム、腕ひしぎ逆十字固めでBUSHIに報復
その後、BUSHIがフェイント式ニールキックで挽回すると、KUSHIDAはなおもハンドスプリングエルボーを繰り出す。しかし、BUSHIがバッククラッカーで迎撃した。
ジュース対SANADAの場面。ジュースがSANADAのフランケンシュタイナーを受け止め、スピニングスパインバスターで叩きつける。そして、串刺しラリアット、キャノンボールで追撃。
しかし、SANADAがEVILをコーナーに激突させ、EVILが串刺しラリアットをお見舞い。そして、SANADA&内藤&ヒロムが同時に低空ドロップキックを食らわせる。
続いてSANADAはSkull Endを極めるが、棚橋が背後からドラゴンスリーパーでカット。しかし、EVILがさらに後ろから組みつき、ジャーマンスープレックスホイップで投げ捨てる。
そこからKUSHIDAがEVILにブレーンチョップ、BUSHIがKUSHIDAにコードブレイカー、田口がBUSHIとヒロムにジャンピングヒップアタック。すると内藤は田口のジャンピングヒップアタックをかわすが、真壁が両腕ラリアットでSANADAごとなぎ倒す。
ここでジュースはパルプフリクションを狙うが、SANADAがSkull Endに切り返す。しかし、ジュースがさらに切り返して今度こそパルプフリクションを炸裂させ、SANADAを葬った。
真壁「オイ、テメェら、よく見たろ。この暴走キングコング、G・B・Hがよ、タグチジャパン入り? 見ての通りだよ。タグチジャパン入りかどうかはさておき、ヤツら(L・I・J)とやってんのは楽しいなあ。燃えてくるぜ。なんべんも言ったろ? こけし(本間朋晃)の居場所を作っといてやるって。まずは第一歩だ。闘う相手がいなきゃつまんねぇ。面白くなってきたぜ。ただよ、田口さんよ、いや監督よ、一言だけ言わせてもらうよ。俺がよ、宣伝部長にでも就任してやろうか? そしたらテメェら、ドンと有名になる、それだけだ。考えとけよ、田口さんよ」
田口「いやあ、4番バッターがチームに入ることで、一気に戦力が上がりますね。素晴らしい、真壁選手の活躍でした。NEVERの6人タッグの挑戦がありますんで、棚橋弘至選手もチームに入ってますけどね、クッシー(KISHUDA)の3冠王、いや4冠ですか、『(BEST OF THE)SUPER Jr.』(優勝)も入れて。それをアシストして、タグチジャパンをどんどん盛り上げていきたいと思います。(松井)珠理奈も(AKB48シングル選抜)総選挙3位でしたからね。タグチジャパンはますます、多方面でも活躍を期待してください。ありがとうございました(※と言ってKUSHIDA&ジュースと握手をかわして先に引き揚げる)」
ジュース「サンキュー、コーチ。あと2日だ。あと2日でコーラクエン。NEVE無差別級6人タッグ挑戦のチャンスが待ってる日まであと2日だ。あのベルトは俺たちの元へ戻って来る。いいヤツの元に戻って来るんだ。本来あるべき所にな。今回、リコシェはメンバーから外れたけど、別に彼は追放されたわけじゃない。また戻ってきたらチームの一員として一緒に闘うよ」
KUSHIDA「(※英語で)でも、もう1人いる」
ロビンソン「その通り。それもIWGP Jr.ヘビー級チャンピオンがね。メンバーを入れ替えることによって、また違ったプレーが生まれる。その分、戦力もアップされるんだ。まあ、コーラクエンを見逃さないでくれ。アリガトゴザイマス」
KUSHIDA「BUSHIに果たして本当に、挑戦権利があるのかどうか、そういうケツの穴の小さいことを僕は言いません。言うつもりもないし、そんなマイナスイオンばかり出してるロス・インゴと違うところを見せて、BUSHIの挑戦、しっかり受けたいと思います。(NEVER)6人タッグ、ROHのTVタイトル、マーティー・スカルと防衛戦が決まってる。NEVER 6人タッグは、すべて監督の指示通り動けば獲れるでしょう。なにも言い訳しないです。BUSHIの挑戦受けて、しっかり叩きのめして。これでBUSHIも、もう1回イカれたら、なにも言い訳できないでしょう。BUSHIが挑戦表明したことによって、ある意味ではJr.の人間模様がまた面白くなってきたのかもしれないなあと……」
――シングルチャンピオンとしての第1戦を終えましたが…。
棚橋「こっからが大変ですね。ベルト獲るまでも大変だけど、獲ったあと、どう頭をひらめかせていくか。(※傷だらけのベルトを見つめて)まずは、これ、直そうっかな。ね? できる限りの、僕の技術を駆使して。この取れた所(パーツ)を全部集めて、復元させて……」
――内藤選手は、棚橋さんに「王者としてのプランを宣言しろ」と言ってますが…。
棚橋「インターコンチ(ネンタル王座)のプランどころか、ベルトが(新たに)USもできるし、NEVERもあるし(IW)GP(ヘビー級)もある、インターコンチもある。このベルト乱立をすべて統率しますよ。これは統一とかいうんじゃなく、ベルトごとに明確な基準、条件、そういうものがはっきりしないといけない。その先駆けとして、インターコンチ(のベルト)を、巻く人間、挑戦条件、そういうものをまず明確にします。いや、ようやくね、止まってた時計の針が動きだしました」
――そういう考えにあって、防衛戦の第一歩がビリー・ガンというのは、どういう意味合いが出てきそうですか?
棚橋「それは、すっごい尊敬しているからです。俺が闘いたい相手。まず一つ目の条件として、インターコンチの対戦相手は、俺が決めます」
ヒロム「悲しくなんかないさ。悲しくなんかない。必ず、俺の所に帰ってきてくれるから。俺には、ダリルがいるから。大丈夫、悲しくなんかない。みんな、俺は元気だよ。俺は元気だ、元気だ……。安心して。大丈夫だ。もっと、もっと、もっと、もっと、もっと~、もっと~、もっと~っ!! 楽しもうぜ。(※つぶやくように)ダリルどこ? ダリル……」
EVIL「田口の監督さんよ、大阪城ホール、覚えてるだろ? お前を完封してやるよ。そして、すべて封じ込めてやるよ。よく覚えとけ。This is EVIL。E~verything is EVIL。すべては………………EVILだ!」
BUSHI「KUSHIDA、テメエに一つだけ言っといてやるよ。お前がやるウエーブなんてな、なんの価値もないんだよ。強要されたウエーブなんて、いくらの価値もねぇんだよ。あれだったらな、あんな説明があったら、ヤングライオンだってできんだ。27日、IWGP Jr.戦決まったんだよ。お前のチャンピオンとしての残り時間、あとわずかだ。En Serio、マ・ジ・で」
※内藤&SANADAはノーコメント