いよいよ開幕目前となった“ジュニア最強決定戦”『BEST OF THE SUPER Jr.24』。この中でBブロックにエントリーされた“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”の司令塔、BUSHIに直撃インタビュー!
■俺は、デスペラードのデビュー戦で負けてるんです。ヤツと俺の過ごした2年間の差をリングで見せてやりますよ
――さて、BUSHI選手。今年の「BEST OF THE SUPER Jr.」出場が決まりましたが、BUSHI選手はBブロック、5月17日後楽園ホール大会の開幕戦でまずはACH選手と対戦します。
BUSHI フフフ。ACHって“他団体”で活躍してた……らしいですね。まあ、気分的には「一番やっかいなヤツが、一番最初に来たな」って感じですよね。
――あ、最初からやっかいな選手ですか。
BUSHI ええ。こういうわけわかんないヤツこそ、シリーズ途中にゆっくり研究してから、公式戦で闘いたかったなって。もう言っても仕方ないんですけど。
――たしかに初戦ですから、何をしてくるかわからない不安はありますよね。
BUSHI 加えて、ACHのスケジュールは知らないけど、ボクは、ROH遠征でアメリカから日本に帰って来る……完全に時差ボケの状態なんですよ(苦笑)。開幕前日に行われる「SUPER Jr.」会見当日に、日本に到着の予定ですから。
――そういう意味では、条件的にも一緒かもしれないと。
BUSHI ええ。自分が初めて味わう“時差ボケからの試合”っていうね。あと、しいて言うなら、ACHが他団体で活躍したかどうか知らないですけど、そんなに活躍できてたなら、とっくに新日本の常連外国人になっていてもおかしくないですよね?
――たしかに前回参戦した昨年11月の『SUPER J-TAG TOURNAMENT』以来の来日になりますね。
BUSHI さっさと契約してもおかしくないでしょ? それができなかったってことは、ACHはその程度だったってことじゃないですか。そのあたり、彼の本来の実力がどうなのか? 開幕戦でわかるんじゃないですか?(ニヤリ)。
――続いて、5月20日(土)静岡・松阪大会の公式戦で、エル・デスペラード選手と対戦します。
BUSHI エル・デスペラード……。じつはボクは、ヤツのデビュー戦で負けてるんですよ。
――2014年1月5日の後楽園ホール、獣神サンダー・ライガー&デスペラード組と、飯伏幸太&BUSHI組がデスペラードのデビュー戦ですよね。
BUSHI そうです。デスペラードとして凱旋したデビュー戦。忘れもしない、1月5日の後楽園ホールの試合で負けてる……。そのあとも何度も、アイツのギターラ・デ・アンヘルでやられてますし。
――なるほど。
BUSHI しかも、そのデスペラードとの試合に自分の友人がたまたま見に来てて、試合後に「今日デビュー戦の相手に負けるなよ」って言われてしまってね……。それがけっこう強烈なトラウマとして残ってるんですよ。
――相手に勢いがあったとはいえ、一般の方からすれば「デビュー戦の相手に負けるなんて……」と。ただ、デスペラードはそのあと、新日本プロレスを離れるわけですけど。
BUSHI ヤツは2年間離れてたんですよね? まあ、他団体で2年間を過ごしたデスペラードと、俺が過ごしたこの2年間、その差をリング上でキッチリ見せてやりますよ。
――獣神サンダー・ライガー、タイガーマスクに続く、新世代のマスクマン同士という部分で意識する点は?
BUSHI いや、ボクは彼とライガー、タイガーを同列では見てないですよ。やっぱり、知名度からしてもライガー、タイガーは別格です。だから、デスペラードに関しては、同じマスクマンって括りでは見てない。俺の頭にあるのは、ただデビュー戦のリベンジをするだけ。そして、「俺とおまえの2年間がどう違うのか?」リングで証明するだけですね。
■KUSHIDA? あの大田区のように、同じ東京のメインで、もう一度恥をかかせてやるよ。
――続いて、5月22日(月)後楽園ホール大会では、メインイベントで因縁のKUSHIDA選手と対戦します。
BUSHI まあ、KUSHIDAとは、去年の11月5日大阪大会・IWGPジュニアヘビー級選手権以来のシングルですからね。それ以外も上半期は、タグチジャパンとタッグマッチで当たったりしてますけど……。まあ、一つだけ言うならば「KUSHIDAって、だいぶ色褪せてきたんじゃないの?」と(ニヤリ)。
――なるほど。ただ、とはいえBUSHI選手にとっては、IWGPジュニア王座から引きずり下ろされた因縁の相手でもあると思いますが。
BUSHI たしかに、あの試合は自分のタップアウト負けですからね……。そこは変わりなく、「あの時の恨みを晴らすしかないな」と。ただ、KUSHIDA自身が新日本ジュニアでトーンダウンしているのもたしかでしょう。
――そのKUSHIDA選手から、同じロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの高橋ヒロム選手との抗争中に、「BUSHIは元気ないじゃないか?」というような発言もありました。
BUSHI そうやって、俺にちょっかい出してくるあたり、アイツは相当、俺のことを好きなんだと思いますよ。まあ、俺は大っ嫌いですけど(ニヤリ)。あの時は「見る相手が違うんじゃないの?」って、言ってやりましたけどね。
――KUSHIDA選手としては、BUSHI選手を下すことで、一気に巻き返しを図りたい部分があると思います。
BUSHI フフフ。まあ、そう思ったところで、去年9月の大田区大会と同じ結果になりますよ。なので「同じ東京、同じメインでもう一度、おまえに恥をかかせてやるよ」と言うところですね。
――そういう意味で、BUSHI選手にとっても、やりがいのある舞台が整ったと思いますが。
BUSHI そうっすね。このKUSHIDA戦までに自分の勝ち星がどうなるかわからないですけど、前半の天王山って感じではありますね。
■田口、おまえはリングで沸かしてるんじゃなくて、リングで笑われてるんだ。
――続く、5月25日(木)石川大会の公式戦では、因縁深まる田口隆祐選手との対戦。ユニットを代表する司令塔対決みたいな部分もあると思いますが。
BUSHI まあ、今年に入って1月5日後楽園から、この6月まで上半期はずっとタグチジャパンとしか当たってないんでね。ほとんどそうじゃないですか?
――たしかに毎日のように闘ってますね。
BUSHI このタグチジャパンという名のお笑い集団、いいかげん片付けたいところですよ? だから、田口にもリングで言ってやりますよ。「『お前はリングで沸かせているんじゃなくて、リングで笑われてるだけだ』と『そろそろ気付けよ』と。
――なるほど。
BUSHI まあ、田口とは去年の『SUPER Jr.』公式戦でも当たって、シッカリ勝ってますからね。その時から、アイツはお笑いに走ってましたけど。いまはさらに加速している。もう手の付けどころがないというか。
――いまの田口監督のスタイルで来られると、BUSHI選手としてはやりにくいですか?
BUSHI たしかに、やりずらいですね。……ただ、お笑いの部分があるとはいえ、気をつけなきゃいけないのはアイツのアンクルホールドですよ。ボクは、この間の5.3福岡大会でもあのアンクルでタップ負けしてるんで。まあ、リング上でレフェリーが見てなかったんで助けられましたけど。
――実質的には“一本”とられてしまっていると。
BUSHI ええ。試合後も、しばらく足を引きずるぐらいの痛さだったんで、あのアンクルホールドだけは注意しなきゃいけない。
――BUSHI選手にとっては、KUSHIDA選手、田口選手、この2試合が一つの山になると思いますが。
BUSHI そうっすね。やっぱ、新日本本隊のメンバーと連続で当たるっていう部分では今回のポイントになりそうです。
■ボラドールはホントに影響を受けた選手。ただ、おまえが思い描いたルチャリブレを、俺との試合で出せると思うなよ。
――続いて、5月27日(土)茨城大会の公式戦では、ボラドール・ジュニア選手と対戦しますが、ボラドール選手とシングルでの対戦経験は?
BUSHI いや、一度もやってないですね。そもそもタッグマッチですら一回も当たってないんじゃないかな?
――BUSHI選手はかねてから「ボラドールと闘いたい」という発言をされていたと思いますが。
BUSHI ええ。ボクがメキシコ遠征に行ってた当時って、CMLLではミスティコ、ボラドール・ジュニア、ソンブラが3大テクニコ、まさにメヒコのカリスマだったわけですよ。
――新世代のCMLLを牽引したトップ3ですよね。
BUSHI たとえばコスチュームなんかもそうですし、この3人からインスパイアされたモノはたくさんある。単純に「カッコいいなあ」と思って、マスクの配色なんかも参考にしたこともあるし。ホントに影響を受けたメヒコのトップ3の一人ですね。
――それだけ影響を受けた選手だけに、シングルで対戦できるのは楽しみですか?
BUSHI もちろん、メヒコのカリスマとの初遭遇なんで、そこは楽しみにしつつ……。ただ、俺も駆け出しの選手じゃないですから。リングに立ったら、そういう気持ちはシッカリ切り替えますよ。いまのボラドールに言いたいのは、「おまえが思い描いたルチャリブレを、俺との試合で出せると思うなよ」と(ニヤリ)。
――ボラドールという本場のルチャを堪能したいという思いもありますか?
BUSHI いや、ボラドール流のルチャリブレにマトモに付き合ったら、俺はそのまま埋もれてしまうと思うので。そこは逆に合わせないようにしたいですね。
――そこはBUSHI流のルチャで闘うと。
BUSHI そうですね。ボラドールのスタイルに飲まれないように、自分のスタイルで行こうと思います。
――「SUPER Jr.」は、CMLLも注目している大会だと思いますので、日本のマスクマンがボラドール選手を倒せば大きな意味も持つと思いますし。
BUSHI そうですね。俺がボラドールに勝ったら、きっと価値ある1勝になるんじゃないですかね。
■俺は鈴木軍の試合って興味ないんですよ。でも、唯一気になるのはこの金丸ですね。
――続く、5月29日後楽園大会の公式戦では、昨年の「SUPER J-CUP 2016」1回戦で敗れた金丸義信選手と対戦しますが、これはまさにリベンジマッチで。
BUSHI そうですね。やっと「J-CUP」の出場権を手に入れたのに、1回戦目でやられてしまった。そういう凄い苦い思い出のある相手なんで。
――金丸選手はインサイドワークが巧みな実力者、いわゆるクセ者とも言われる選手です。
BUSHI う~ん。まだ1回しか試合で当たってないんでスタイル的には、何とも言えないですけどね。まあ、とりあえず、「J-CUP」1回戦の屈辱を晴らすしかない。それだけっすね。金丸は、今年の初めに新日本に乗り込んできましたけど、そもそも自分は鈴木軍の試合って観てないんですよ。興味ないですから。
――そこまで眼中に入ってない感じですか?
BUSHI そうですね。サイトで試合結果くらいは一応見ますけど。「ベルトは移動したのかな?」とかね。ただ、そういった興味がない中でも、鈴木軍で唯一気になるのはこの金丸ですね。そういう意味では、今回たまたま同ブロックになったデスペラードも個人的に苦い思い出があるんで、まとめてリベンジするのに、今回はちょうどいい機会ですよ。
■いま、一番闘ってみたい相手がいる。でもブロック分けを見る限り「闘うとしたら、最後までお預けか」と
――そして、6月1日(木)名古屋大会、公式戦最後の相手はタイガーマスク選手です。
BUSHI タイガーマスクとは2013年かな? 同ブロックになって後楽園で負けてるんですけど、それ以降はしばらくシングルで当たってなくて。ただ、去年の12月に京都大会の6人タッグで当たって、その時、ボクがタイガーマスクにピンフォール勝利してるんですよ。
――その時が、タイガーマスク選手への初勝利ですか?
BUSHI そうなんです。あの時、コメントは発しなかったんですけど、「やっとタイガーマスクを超えたな」と思ったんですよ。ただ、あくまでタッグマッチなんで。「シングルで超えてこそ、言えることだな」と思ったから、あえてノーコメントにしたんです。
――以前からBUSHI選手は、「マスクマンとして、ライガー、タイガーを超える」というコメントを出してきました。
BUSHI そこはシングルで勝ってこそ、「超えた」っていう言葉が言えると思うんです。でも、その「超える」って言葉には、試合だけじゃなくて存在感も含まれると思うんで。それを今回の名古屋のリングでは、お見せしようかなと(ニヤリ)。
――よくわかりました。では、あらためて今回のBブロックで一番警戒する選手は?
BUSHI ……やっぱりKUSHIDAになるのかな? 去年も同じブロックだったんですけど、最後の仙台でね。ホント試合が始まるギリギリまで、俺にも優勝決定戦進出の可能性があったんですよ。でも、試合が進むにつれて他の選手が勝って、ボクの優勝決定戦進出の可能性がなくなった。
――たしかにそうでしたね。
BUSHI そうなった時、俺が頭の中で思ったのは、「KUSHIDAだけはなんとしても優勝決定戦に行かせたくない」と。その一心しかなかったんですよ。……まあ、アイツがトーンダウンしている現状があるとはいえ負けられない相手ですから、ある意味「今年もKUSHIDAと同じブロックで良かったな」と思いますね。
――最後に、優勝決定戦で闘いたい相手は?
BUSHI それはね……。いま、一番闘ってみたい相手がいるんですよ。でも、やっと闘えると思ったけど、このブロック分け、組み合わせを見る限り「闘うとしたら、最後までお預けか」と。あえて、誰とは言わないですけど。
――その相手が非常に気になりますね。
BUSHI まあ、そのへんは想像におまかせしますよ。ただ、自分の優勝決定戦でやりたい選手っていうのは、一番闘ってみたい相手ですね。
――よくわかりました。
BUSHI フフフ。いずれにしても、もう一度、IWGPジュニア王座を手に入れるためにも、この「BEST OF THE SUPER Jr.」は、必ず自分がモノにしてやりますよ。エンセリオ、マ・ジ・で!
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■『鉄拳7 Presents BEST OF THE SUPER Jr.24』
5月17日(水)18:30~東京・後楽園ホール
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※「特別リングサイド」「リングサイド」「指定席」は残り僅かとなりました。
※前売券の販売は、5月15日(月)までとなります。(期間内でも在庫がなくなり次第終了となります)
※5月12日現在の取り扱いは、店頭販売の店舗のみとなっております。
5月18日(木)18:30~東京・後楽園ホール
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※「指定席」は残り僅かとなりました。
※前売券の販売は、5月15日(月)までとなります。(期間内でも在庫がなくなり次第終了となります)
5月20日(土)18:00~三重・さんぎんアリーナ(松阪市総合体育館)
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※チケット好評発売中!
5月21日(日)15:00~静岡・キラメッセぬまづ
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※「特別リングサイド」は残り僅かとなりました。
5月22日(月)18:30~東京・後楽園ホール
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※チケット好評発売中!お席に余裕がございます。
5月23日(火)18:30~栃木・栃木市総合運動公園体育館
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5月25日(木)19:00~石川・小松市末広体育館(義経アリーナ)
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5月26日(金)18:30~長野・長野運動公園総合体育館
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5月27日(土)18:00~茨城・つくばカピオ アリーナ
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5月28日(日)15:00~群馬・ニューサンピア高崎
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※「ロイヤルシート」「指定席」は完売となりました。
※「特別リングサイド」は残り僅かとなりました。
5月29日(月)18:30~東京・後楽園ホール
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※チケット好評発売中! お席に余裕がございます。
5月31日(水)18:30~大阪・大阪府立体育会館・第2競技場(エディオンアリーナ大阪)
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※「ロイヤルシート」は完売となりました。
※「指定席」は残り僅かとなりました。
6月1日(木)18:00~愛知・名古屋国際会議場 イベントホール
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6月3日(土)17:00~東京・国立代々木競技場 第2体育館<優勝決定戦>
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