いよいよ近づいてきた大分での初ビッグマッチ! 4月29日(土) 『レスリング豊の国 2017』大分・別府ビーコンプラザ大会。
この日のメインイベント、IWGPインターコンチネンタル選手権で“王者”内藤哲也にへの挑戦者に大抜擢された“挑戦者”ジュース・ロビンソンに直撃インタビュー!
『レスリング豊の国 2017』
4月29日(土・祝) 15:30開場/17:00開始
大分・別府ビーコンプラザ
★チケット情報/★対戦カード情報
※※当日券は13:00より発売!
※「ロイヤルシート」「スタンドB」が残り僅かとなりました。
■あの両国の試合で「ジュースなら、ナイトーを倒すことができる」と誰もが理解したんじゃないか?
――さて、ジュース選手。4月29日(土)別府大会で、内藤哲也選手の持つIWGPインターコンチネンタル王座挑戦が決まりました。いまの心境を教えてください。
ジュース オーケー。よくインタビューで、「次の試合はどう?」と聞かれるたび、「キャリアで最大の試合だ」みたいなことを何度か言ってきたけど、今回の試合こそ本当に正真正銘、キャリア最大のチャレンジだと思ってるよ。
――たしかに過去最大のビッグチャンスですね。
ジュース このIWGPインターコンチネンタル王座への挑戦というチャンス……。シングルのベルトを獲得することは、キッズの頃からずっと夢見てたことだからね。しかも、ニュージャパンの中で2番目に大きなタイトルじゃないか? いままでにもタナハシ(棚橋弘至)、ナカムラ(中邑真輔)、ゴトー(後藤洋央紀)、そしてナイトー(内藤哲也)。名だたるトップ選手が巻いてきた素晴らしいタイトルだ。もしここで俺がベルトを獲れたら、キャリアで最高のプラスになると思うよ。
――ご自身ではベルトを獲る可能性は、どれくらいあると思ってますか?
ジュース ベルトを獲る可能性は十分あるし、その可能性は高いと思っているよ。まあ、4月の両国大会の前には、俺の能力をまだ疑ってた人も多かったかもしれない。ただし、あの試合を見てもらえれば、「ジュースなら、ナイトーを倒すことができる」と誰もが理解したんじゃないか? そもそも俺にニュージャパンのどの選手でも倒せるぐらいの能力がなければ、ここまで這い上がって来れてないよ。だからベルトを獲る自信? もちろんあるよ。
■いまはナーバスな気持ちとエキサイティングな気持ちの両方あるけど、4月29日別府では必ずグッドファイトができると思う
――その両国以降は、引き続いて絶好調だと思いますが、自分ではいまの状況をどう思ってますか?
ジュース そうだね。かなりいい流れだと思うよ。この波にドンドン乗っていきたいね。とくにあの両国の勝利は、自分のキャリア中でかなり大きなポイントになったと思う。ニュージャパンで大きなことを成し遂げたというか。ある種、「壁を乗り超えた」瞬間だったなって。
――その「壁を超えた」とは具体的に?
ジュース う~ん。具体的になにかを乗り越えたというより、あの試合の瞬間、瞬間を凄くよく覚えてるんだ。試合終盤に、まず俺のラリアットが決まった。あまりにパーフェクトに決まったから、「これで大丈夫! ナイトーを倒せるかも!」と思って、その流れでパルプ・フリクションを決めた。その技が決まった瞬間、「これで勝てる!」という確信を持てたし、同時に「これでインターコンチネンタル王座に挑戦できる!」とも思った。その一方で「もしかしたら、この技もリバースされて、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)にやられちゃうのかな?」っていう緊張感もあったけどね。
――あの瞬間、さまざまな気持ちが交錯したんですね。
ジュース イエス。いろんな感情がクロスオーバーする中で、最後はシッカリと勝利を得られた。だからこそ、大きな自信に繋がったんだ。
――なるほど。
ジュース とにかく両国で内藤に勝てたことで、「俺はできる!」という気持ちになったし、「俺は、何でもできるんじゃないか?」って思えるぐらい大きな自信になった。そのあとインターコンチネンタル戦が決まって、いまはナーバスな気持ちとエキサイティングな気持ちの両方があるけど、4月29日別府大会では必ずグッドファイトができると思う。この勢いで最高の勝利を挙げたいね。
■ナイトーが1回とか3回とかゴチャゴチャ言うんだったら、ベルトを獲ったうえで2回続けて勝ってやるよ
――その一方、王者の内藤選手は、「俺は3回勝ってるのに、ジュースは1回勝っただけで挑戦できるのか?」と異議も唱えてます。
ジュース 「だから何だよ?」と言いたいね(ニヤリ)。たしかに「ジュースはラッキーだった」という言う人もいるかもしれない。でも運がなければ、誰もタイトルマッチに挑戦するなんてできないだろ。それにラッキーだったとはいえ、俺はリングの上でもシッカリ結果を出してるじゃないか?
――そこは四の五の言われたくないと。
ジュース イエス。だから、ラッキーであると同時に「俺にはチャレンジャーにふさわしい力がある」と確信している。実力がなければ運も呼び込めない。だから、別府大会では運を味方につけて闘うよ。まあ、いいよ。ナイトーが1回とか3回とかゴチャゴチャ言うんだったら、ベルトを獲ったうえで2回続けて勝ってやる。それでいいだろ?
――そもそもチャンピオンの内藤選手のことは、どう思っていますか?
ジュース まあ、“リングの中では”リスペクトできるレスラーだよ。たまにイージーな試合をやってるような印象もあるけど、とにかく彼のスピードは凄い。あのスピード感はプロレスラーの中でもズバ抜けてる。ただ、試合中のナイトーはリスペクトしてるけど、それ以外の部分、たとえばインターコンチネンタルベルトの酷い扱い方や、レフェリー、リングアナに対する無礼な態度は、「ちょっとどうかな?」って思うよ。
――まあ、基本的にはいつ何時、誰に対しても失礼な選手ですからね。
ジュース 試合では、チャンピオンらしい強さも見せるけど。ニュージャパンのリングはリスペクトされるべき、聖なる場所だと思うから、ああいうベルトをぞんざいに扱う態度は許せない。まあ、ナイトーはああすることで格好つけてるだけだと思うよ。
――あの失礼極まりない態度は、ただの格好つけですか。
ジュース イエス。ああやって、「ベルトを大事にしない」=「ニュージャパンを大事にしない」=「ファンを大事にしない」ことに繋がるじゃないか。だから、自分が王者なら絶対にあんなことはしないよ。
――そんな内藤選手がずっとベルトを持ち続けていることについては?
ジュース そうだな。とはいえナイトーはベルトを持つに値する実力はあるとは思ってる。なぜなら、ベルトを保持し続けることは、「凄い試合ができて・なおかつ強い」という証明だから。ハイクオリティな試合を見せ、シッカリ勝つこともできる。それができるなら、ナイトー自身がニュージャパンをどう思ってるか、ベルトをどう思ってるかにかかわらず、ベルトを持つ権利はあるのかもしれないね。それに、タナハシや(マイケル・)エルガンといったトップ選手を下して、ベルトをキープしてるんだからそれだけの選手なんだとは思うよ。
■仮に俺がL・I・Jに入ってたとしても抜けてたと思うよ。アイツらのスタイルは好きじゃないからね
――加えて、ジュース選手は、新日本プロレスにやってきた当時の2015年9月シリーズで内藤選手とタッグをずっと組んでましたよね。内藤選手がL・I・Jを結成する直前の、本隊で誰もタッグを組む人がいなかった時期ですが。
ジュース ああ……たくさん思い出はあるよ(苦笑)。あのシリーズではたしかにタッグを組んだけど、当時からナイトーは俺のことが好きじゃなかったと思う。試合の時はマトモにタッグパートナーとして認めてくれなかったし、逆に試合後に俺を襲って来たり……。よっぽど俺とはタッグを組みたくなかったんだろうけど、俺からしたら、このリングで最初に掴んだチャンスだったから、「それでもがんばろう」と努力していた。でも、2人はまったく噛み合わなかったね。
――内藤選手が本隊内でメチャクチャに荒れていた時期でしたからね。
ジュース でも、あの頃からナイトーの頭には、その後のアイデアがあったんじゃないかな? EVILとかBUSHIとかSANADAとか、徐々にメンバーを集めて、L・I・Jを結成していったじゃないか。
――内藤選手は「その頃にチャンスを掴んでいれば、ジュースもL・I・Jの一員だったかも」と言ってますが。それについては?
ジュース う~ん。それって「俺がL・I・Jに入りたかったかどうか」だよね? たしかに、L・I・Jは凄く人気があるユニットだけど、あの当時の俺に1回でもそんなチャンスを与えてくれたかい? そんなことは全然なかったのに「ジュースは入るに値しなかった」とか言われるのは心外だよ。まあ、仮に俺がL・I・Jに入ってたとしてもきっと抜けてたと思うよ。アイツらのスタイルが好きじゃないからね。
――どういうところが気に入らないんですか?
ジュース L・I・Jが結成されて1年くらい経つのかな? アイツらは、いつ見ても反則ばかりじゃないか? ズルしたり、大人数で試合に介入したり、EVILがパイプイスで反則したり……。毎回毎回、そんな試合ばっかりだし、それで勝ってるだけじゃないか? なにが一番嫌だって、彼らは本来一人一人が素晴らしい選手じゃないか。それなのに、あんな試合ばかりしてるのを見てると本当に悲しくなるね。俺もナイトーから金的とか、反則を何度も何度も受けてるけど、本当にムカムカするよ。
■負けたらおまえはどうなる? L・I・Jはどうなる? 頂点からイッキに転がり落ちて、すべてを失うぞ?
――まずは、インターコンチネンタル選手権に集中しているとは思いますが、ジュース選手は、これから新日本のリングでどんな闘いをしていきたいですか?
ジュース そうだね。俺がリングで表現したいのは、気持ちの強さ、ハートを感じさせるレスラーでありたいということ。そして絶対に諦めない心……ネバー・ギブアップ精神やスピリッツ。痛みや苦労を乗り越え、ハートを忘れないような試合をファンに見せたいと思ってる。まあ、このリングでは負ける時もあれば、勝つ時もある。それでも、常に俺はグッドガイであり続けたいし、試合ではそういう部分を見せていきたいね。
――そんな新日本プロレスのリングを一言で表現するなら、どんな感じになるでしょう。
ジュース そうだな。自分の中で、このニュージャパンの闘いを一言で表すなら、「HEART AND HONOR(気持ちと誇り)」だね。このリングで闘っていると、その二つのことをいつもヒシヒシと感じるよ。
――なるほど。ちなみに内藤選手には「HEART AND HONOR」があると思いますか?
ジュース そうだね。きっと、ナイトーの凄く凄く奥底にはたぶん眠ってると思う。でも、いまはただ格好付けたいだけの人間に成り下がってる。いつもバッド・ボーイ気取りで、たくさんTシャツを売り、自分がL・I・Jのリーダーであるということをファンに見せつけたいだけだろ。俺がナイトーの目を覚ませてやりたいね!
――では、最後にそんな内藤選手に向けて、一言よろしくお願いします。
ジュース ナイトーよ。いいか? 今回の試合はタグチジャパンもL・I・Jも関係ない。ジュースvsナイトー、二人の一騎打ちだ! おまえは俺に3回勝ってるだの、俺は1回しか勝ってないだの数字にこだわってるようだが、それがなんだって言うんだ? 別府では、俺がパルプフリクションを決めて、ピンフォールを奪ってやるよ。そしたら、おまえはどうなる? L・I・Jはどうなる? 頂点からイッキに転がり落ちてしまうんじゃないか? でも、もし俺が負けたところでどうなる? まったく問題ないさ。だって俺には失うものがない。また、次の試合で全力を尽くすだけ。もしかしたら、ファンも俺が負けると思ってるかもしれない。でも、俺は失うものは何もないから、すべてをナイトーに叩きつけてやるよ。ただし、ナイトー。おまえが負けたら、失うものはあまりにも大きいぞ? そのことをよ~く肝に銘じておけ!
『レスリング豊の国 2017』
4月29日(土・祝) 15:30開場/17:00開始
大分・別府ビーコンプラザ
★チケット情報/★対戦カード情報
※※当日券は13:00より発売!
※「ロイヤルシート」「スタンドB」が残り僅かとなりました。
■『Road to レスリングどんたく 2017』
4月30日(日)15:00 宮崎・日向市文化交流センター
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※チケット好評発売中!
5月1日(月)18:30 鹿児島・姶良市総合運動公園体育館
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※「特別リングサイド」「2F指定席A」は完売となりました。
■『濵かつ Presents レスリングどんたく 2017』
5月3日(水・祝)17:00 福岡・福岡国際センター
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※「ロイヤルシート」「アリーナ席」は完売となりました。
※「1階ひな壇席」は残り僅かとなりました。
■『NEW JAPAN ROAD』
5月5日(金)18:00 愛媛・松山市総合コミュニティセンター・キャメリアホール
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※「ロイヤルシート」「指定席B」が残り僅かとなりました。