“永遠のプロレス少年”ライガーが入場テーマ曲を激語り!「清野茂樹『1000のプロレスレコードを持つ男』刊行記念トークイベント」に獣神降臨!!【報告】
4月21日(金)、東京・池袋ジュンク堂で「清野茂樹『1000のプロレスレコードを持つ男』刊行記念トークイベント」が開催され、獣神サンダー・ライガー選手がゲストとして登場した。
『1000 のプロレスレコードを持つ男』(立東舎)は、プロレス実況でおなじみのアナウンサー・清野茂樹氏によるプロレステーマ曲を徹底的に掘り下げた書籍。今回は超満員のファンを前に、“世界の獣神”が持ち前のサービス精神をフル回転し、清野アナとテーマ曲についてトークを繰り広げた。
ライガー選手は清野アナ所有のレコード盤の『怒りの獣神』が鳴り響く中、なんと試合仕様のフルコスチュームで登場。この気合の入りようにファンも大喜び。
イベント冒頭、清野アナが「僕がライガー選手の一番尊敬する部分は、ファン時代の気持ちを失っていないことなんです」と語ると、ライガー選手は「だって、いまもプロレス好きだもん! 4月の両国の(オカダ・)カズチカと柴田の試合も、自分から実況やらせてほしいってお願いしましたからね!」と、早くも“永遠のプロレス少年”ぶりを発揮。
そんなライガー選手が、プロレスにハマったきっかけとして藤波辰爾選手の名を挙げると、すかさず清野アナは藤波選手のテーマ曲『ドラゴンスープレックス』のレコードをかける。これに聴き入りながらライガー選手は、「昔のレスラーはその選手のイメージにあった曲が多かったですね」と、当時を懐かしむようにコメント。
その後、話題はライガー選手の好きなテーマ曲BEST3へ。以下、ライガー選手が挙げた楽曲と、それにまつわるエピソード。
■第3位『スピニング・トー・ホールド』(ザ・ファンクスのテーマ曲)
「テリー・ファンクさんにはアメリカに遠征したときにお会いしたんですけど、凄く感動しましたね! 僕は弟のテリーさんを応援してました。いまの自分の髪型は兄のドリーさんにソックリですけど(苦笑)」
■第2位『スカイハイ』(ミル・マスカラスのテーマ曲)
「自分でお金を出して始めて買ったのがこの曲です。これを聴きながらスクワットやってました。僕、1979年の8.26『プロレス夢のオールスター戦』を観にいったんですけど、そのときにマスカラスのミニマスクを購入したのを覚えています」
■第1位『サンライズ』(スタン・ハンセンのテーマ曲)
「『サンライズ』はスペクトラムっていうバンドの曲なんですけど、僕はもともとこのバンドが好きで、コンサートにも行ったことがあるくらいで。だから、ハンセンがこの曲を入場に使ったときは驚きましたね! じつは『サンライズ』には歌詞があるんですけど、僕は全部歌えます」
また、往年の名レスラーのテーマ曲以外にも、「いまの選手だとカズチカの曲がとくに好きです。思わず『ヘイ!』って掛け声を出したくなる(笑)。あと、後藤(洋央紀)の曲の前奏もカッコイイですね!」と語ったライガー選手。
そのほか、自身のテーマ曲に話が及ぶと、「シングルのときは歌が始まるタイミングで入場するんですけど、6人タッグだとそうもいかなくて。川人(拓来)はやたら早く飛び出すし、逆に中西(学)モソモソ遅いし(苦笑)」と、笑いを交えながらここだけの話を披露。
趣のあるレコードの音色、そしてライガー選手の話術で、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。