• 2017.2.14
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「棚橋と中邑を引きずり下ろさねえと、新日本が終わると思った」不遇時代を経て、『G1』初制覇~IWGP初戴冠へ! 真壁刀義“20周年記念”ロングインタビュー!!(第2回)


2月21日(火) 18:30~ 東京・後楽園ホールにて、自身の20周年記念大会『戦国炎舞-KIZNA- Presents 真壁刀義 20th anniversary』を開催する真壁刀義。

雑草から栄光にたどりつくまでの“20年”をたっぷり振り返った特別インタビューを公式サイトで集中連載する第2回!
 
■「戦国炎舞-KIZNA- Presents 真壁刀義 20th anniversary」
2017年2月21日(火)18:30~ 東京・後楽園ホール
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■「いまの真壁刀義は正攻法だけやってたって、つまらないレスラーなんだ」ってわかってから、俺はどんどんデスマッチに染まっていった

――前回、いわゆる新日本プロレスの“暗黒期”に、真壁選手も退団を考えていたことをお聞きしました。当時は所属選手の退団も続いていましたね。

真壁 俺自身も何人かに声を掛けられたしな。でも、あるダチに「新日本が潰れそうなら、動くのはそのあとでいいんじゃないか?」って言われたんだよ。たしかに憧れの団体に入って、死ぬような思いでデビューしてどうにかやってきたわけだから、「そうだな、それからでも遅くねえな」って思ってさ。

――考え直したわけですね。

真壁 あと、俺が『G1』(05年)でアキレス腱切って入院したときも、いろいろと考える時間になったね。そのとき、見舞いに来た友だちが、たまたま居合わせたほかのレスラーを見て、すげーテンション上がってんだよ。そういうのを眺めてたら、「コイツらも喜ぶし、自分が這い上がるためにも、もう一丁踏ん張るか!」って考えるようになってさ。

――そして、06年に入ると当時の新日本の別ブランドである『LOCK UP』や、アパッチプレスでヒールファイトに開眼したというか。

真壁 ああ。そこからすべてが変わったよ。あのとき、初っ端で金村選手(キンタロー)に「真壁は呼んでへんよ」ってバカにされて、観客にも笑われてな。

――『LOCK UP』の旗揚げ戦のメインで、真壁選手が当時抗争中だった矢野通&石井智宏組を急襲したら、矢野組の対戦相手だったアパッチプロレスの金村選手に、屈辱的な言葉を投げかけられて。

真壁 いまとなっては言いわけのしようがねえよ。当時の俺はそのくらいの存在感だったってことだ。でも、そこで火がついたわけだ。「よし、新日本のヤツらがやったことねえ方法でノシ上がってやる!」ってさ。

――真壁選手はアパッチに乗り込んで、有刺鉄線バリケードなどデスマッチに身を投じます。いまのファンからすれば、意外に感じると思うんですよね。

真壁 そりゃそうだろうな(笑)。しかも上に何も着ないで、このままのスタイルでいったからな。でもまあ、そういう試合もすべて俺の糧になったよ。それまでは正攻法のプロレスしか知らなかったし、やるつもりもなかった。だけど、真壁刀義っていう個性を育てるのに、デスマッチは持ってこいの材料だって気づいてさ。「いまの真壁刀義は正攻法だけやってたって、つまらないレスラーなんだ」ってわかってから、俺はどんどんデスマッチに染まっていった。

――とはいえ、デスマッチに抵抗はなかったですか?

真壁 まあ、少なからずあったし、控え室でいつもタバコ吸いながらイラついてたよ。でも、「俺が生きる道、生き抜く道はここなんだ」って覚悟を決めてたね。

■会社に対しても「こんなつまんねえマッチメイク、俺が全部変えてやる!」っていう気持ちがあった

――その後、06年10月にG.B.Hを結成し、のちにリーダーの天山広吉選手を追い出してからは、真壁選手が新日本のトップヒールとして君臨することになります。あの頃は自分の中でレスラーとして手応えも大きかったんじゃないですか?

真壁 手応えもあったけど、“任務”も感じてたな。

――任務、ですか?

真壁 そう、任務だね。当時、会社がプッシュしてたベビーの棚橋(弘至)と中邑(真輔)を、ここで俺が引きずり下ろさねえとアイツらの成長だってないわけだ。「このままじゃ、新日本は終わるな」って思ってたよ。俺が大好きな新日本プロレスがなくなると思ってた。

――任務と思えるくらいの大きな使命感があったわけですね。

真壁 あと、もう一つは俺の野望だよな。「新日本プロレスの中身を全部塗り替えてやろう!」ってさ。もっと突っ込んでいえば、会社に対しても「こんなつまんねえマッチメイク、俺が全部変えてやる!」って気持ちがあった。そのためにも、俺が一番観客をヒートさせてやるって思ったしさ。

――そこでも“vs会社”がキーワードになってくるわけですね。

真壁 ヘヘヘ、俺のキャリアは最初から最後までvs会社だよ(ニヤリ)。ホントにある時期、「クソだな!」って思ってたからな。

――その会社に自分の力を認めさせたっていうのは、どのあたりで感じましたか?

真壁 アパッチとの戦いが新日本でも組まれるようになったときに、「よし、やってやったぜ」って思ったよ。ただ、それでもセミやメインには棚橋や中邑がいる。「オイオイ、会社はまだコイツらにすがってんのか?」って思ったね。「じゃあ、実力行使だ。俺がケンカ売ってやる!」ってなったわけだ。

――そして、怒涛の快進撃が始まったというか。

真壁 あの時期、雑草だった俺に自信、個性、存在感、全部が揃ったんだよ。新日本にただ守られてるレスラーたちじゃ、インディーを観にきてる客はウンともスンとも言わねえよ。でも、俺は俺の力でブーイングに染め上げることができる。

――ほかに負けないレスラーの幅を身につけたわけですね。

真壁 そうそう。観客だってバカじゃねえからさ、ハリボテかそうじゃないかなんて、理解できんだよ。あれだけ粗末に扱われてた真壁刀義が、新日本の中心で大暴れしてんだから、われながらおもしろいもんだよな。

――真壁選手を中心に、G.B.Hは一大勢力になりました。

真壁 それによって、リング上に完全なる“ベビーvsヒール”の図式がリングにできあがった。俺がガキの頃に見て、追い求めてたプロレスの理想がそれなんだよ。とくに一番、ヒートしたのは大阪で俺と矢野が天山(広吉)と飯塚(高史)とやった試合。あれは最高だったな!

――2008年4月27日、飯塚選手が“友情タッグ”を組んでいた天山選手を裏切り、まさかのG.B.H入りを果たした試合ですね。

真壁 あの瞬間、大阪府立の時間が2秒くらい止まったからな? 観客が「エ~~ッ!?」ってなってさ。俺は「ですよね~」って思ったもん(ニヤリ)その瞬間、俺がガキの頃に刺激をもらってた新日本が再興したなって確信したよな。

■振り子と一緒だよ、振り子と。ヒールで頂点に立ったら、ベビーでも頂点にいくしかねえだろ?


――その後、09年4月に矢野選手が中邑選手と結託し、CHAOSを結成します。本間選手を除いたメンバーもGBHを抜け、真壁選手は一点ピンチに追い込まれました。

真壁 矢野のクソタヌキ野郎が、まさかの中邑と合体っていうな。あのときは矢野にイスで横殴りにされて、頭がパックリ割れたんだよなあ。まあ、屈辱を味わったけど、あそこから俺の第二章が始まったんだよ。

――立ち向かっていく真壁刀選手に観客の支持が一気に集まり、トップヒールから一気にベビーフェイスになったというか。

真壁 そこは振り子と一緒なんだよな、振り子と。ヒールで頂点に立ったら、ベビーでも頂点にいくしかねえだろ?(ニヤリ)。いまでも覚えてるのが、まだ新日本の客入りがよくなかったとき、大阪府立の第二で俺が入場したら、観客の歓声が「ワーッ!!」って耳が聞こえなくなるくらい凄まじかったんだよ。俺、思わずうしろを観たからね、誰かとんでもない人気者でも出てきたのかって。そしたら、誰もいないから「あ、俺か!!」ってわかってさ。

――自分でも驚くくらいの人気ぶりだった、と。

真壁 不思議なもんだよな。ヒールのときの嫌われっぷりはハンパじゃなかったのによ。「真壁、オマエの存在が嫌いだ!」って言われて、最初は「俺、生まれてそんなこと言われたことねえよ、コノヤロー!」とか思ったけどさ(苦笑)。でも、どんな反応されようが、俺はファンには媚びねえからよ。媚びるレスラーなんか、クソほど魅力ねえからな。いつも「俺の戦いを見届けねえと、オマエたち後悔するぞ!」って気持ちでやってる、それは変わらねえよ。

――その姿勢のまま突き進み、09年には8月には『G1 CLIMAX』初優勝、そして10年5月にIWGPヘビー級王座初戴冠を成し遂げます。くしくもどちらも相手は、壮絶な抗争を展開していた中邑選手でした。

真壁 あの頃の中邑はベビーのトップからCHAOSでヒールになったものの、まだスタイルがイマイチ定まってなかったんだよな。そんな迷いがあるヤツなんか、潰すのは簡単だぜ? コッチは百戦錬磨なんだからよ! ……まあ、コッチもけっこうやられたけどな(苦笑)。

――血みどろのチェーンデスマッチもありましたよね。

真壁 やったね! アイツなんか、一番デスマッチとかけ離れた存在だったのに、コッチの土俵に引きずり込んでやってさ。

――言うなれば、“雑草vsエリート”ですよね。

真壁 フフフ。それで雑草が勝って、エリートが地に堕ちたわけだ。こんな痛快なことはねえよな! でも、あそこが中邑の転機にもなったんだよ。地の底からアイツも這い上がってきた。で、 気づいたら“クネクネおじさん”になりやがったけどよ(ニヤリ)。

――あの時代を経て、カリスマ性をまとったレスラーになりましたね。

真壁 ただのお坊ちゃんだったレスラーが覚醒してな。さっき言ったじゃん? 俺が引きずり下ろさねえと、アイツらの成長もないって。あのときの俺の強制的な“教育”は間違ってねえって思ったね。

――のちに中邑選手も、あのときの真壁さんとの抗争で“トラッシュトーク”(対戦相手との舌戦)を磨いたと発言していました。

真壁 あたりめえだよ、コッチは口から生まれてきたんだからよ! 俺、デビュー戦のときに試合よりコメントのほうが時間長かったからな(笑)。

――やはり、キャリアを振り返る上で、IWGPヘビー級のベルトを巻いた試合というのは印象深いですか?

真壁 もちろん!やっぱり新日本の真の意味での頂点なんだよ、IWGPヘビーっていうのは。いま思えば、そのときの対戦相手が中邑でよかったよ。アイツを引きずり下ろすのが俺の役目だって、ずっと決めつけてたからさ。まあ、あのベルトを巻くと巻かないじゃ、周りが思っている以上に差があるし、それはリングにも出てくるもんだからな。

――何が一番違いますか?

真壁 周りからの見る目にしろ何にしろ、何もかもが違うけど、一番は団体の最高位にいる自分が、会社を引っ張らなきゃいけないんだっていう責務だな。団体にぶら下がってるんじゃなくて、歴史のある新日本の顔になるわけだからな。

――自分が背負っているという使命感ですね。

真壁 マジで「俺の“本物のプロレス”で酔わせてやる! とことん酔わせて吐かせてやる!」くらいに思ってたからな。それこそがトップを取ったヤツの心意気だよ。

※この続きは第3回にて!

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  • text by 鈴木佑
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