早いもので2012年もあとわずか! 年が明ければ、1月4日東京ドーム『WRESTLE KINGDOM 7』がいよいよ目前に迫る!
今回のカウントダウンのテーマは、プロレス界屈指の名物カード・永田裕志と鈴木みのるの一騎打ち!高校時代からの遺恨を引きずる“超・因縁対決”について、永田を直撃した——。
★第4試合 30分1本勝負
スペシャルシングルマッチ
永田裕志
VS
鈴木みのる
■マット界きってのプレミアカード!骨の髄まで僕の闘いを楽しんで下さい!
——今回のドームも宿命の因縁対決となりましたが、永田選手にとって鈴木選手はどういう存在ですか?
永田「ぶん殴ったり、蹴飛ばしたりすると、ものすごい快感を得られる選手。逆に、それをやられると、ほかの人にやられる以上に悔しいというか。勝った・負けたの優劣がついたとき、これほど気持ちが上がったり下がったりする人間も珍しい。まあ、そこにはいろんな理由があるんでしょうけどね」
——やっぱり嫌いな人ですか?
永田「好き嫌いもあるだろうし、『コイツには負けたくない』というのが強いんでしょうね」
——長年、闘ってきて、認めている部分というのはあるんですか?
永田「僕はありますよ。それをどうこう言うつもりはないんですけど。向こうはそれを絶対に言えないけど、僕は敢えて言えるので」
——お互いの手の内もわかっているので、見えない部分での駆け引きがあるのでは?
永田「駆け引きはしないと思います。意外と、向こうは相手によって様々な戦法を仕掛けているみたいですけど、僕らに関してはそういうのはないと思いますね」
——ありのままの感情を出している?
永田「そうですね。向こうとしては、こっちを痛めつけることで『(永田は)悔しいだろうな』と思ったりするのが楽しいんじゃないですかね?俺としては、逆にさらに向こうがいやがることをしてやって、悔しがっているのを見るのが気持ちいいんですよ」
——いろいろと挑発的な言葉を発してくることは、どう感じていますか?
永田「まあ、『変わんねぇな』と思うところもあるし、『変わったな』と思うところもあるし(笑)」
——またもや一騎打ちを行なうことになった感想は?
永田「1月4日東京ドームで3回目ですからね。しかも、この6年で。だから、プロレスの試合として価値観があるんだと思ってますよ。まあ、気に入らない者同士が、どんどん殴り合うわけですからね(笑)」
——ファンのニーズも高いと思います。
永田「だから、向こうが僕を無視したところで、周りが勝手に期待するんですよ。だいたい、無視するということは、僕とやると足元をすくわれるのがわかっているから。そうじゃなかったら、僕を簡単に叩きのめして行けばいい。こっちは『いつでも相手してやるぞ』って堂々としてるわけだから。それができないから、『オマエなんか相手にしてないよ』って、スルーするんでしょう」
——2012年の永田選手は、積極的に他団体へ参戦するなど、非常に精力的な活動が目立ちましたが?
永田「全日本プロレスや(プロレスリング・)ノアに出る機会がけっこうあったからね。ただ、新日本プロレスの中では、ひたすら対鈴木軍の要員として闘っていて。何にもテーマはなかった中、春(NEW JAPAN CUP)にやられたけど、夏(G1 CLIMAX)に倒して、なおかつタッグリーグ(WORLD TAG LEAGUE)でも倒したことで、結果的に僕が彼の目を向けさせた。それによって再燃した闘いですよね」
——永田選手としては、鈴木選手に対するいらだちもあったわけですね?
永田「『それはないだろう』というね。『俺をスルーできんのか!?』という部分で、いらだちというか。まあ、1年かかって向けさせたからよかったですけど(笑)。周りが“そういう目”で見てる中で、僕のことは無視できないんですよ(キッパリ)」
——これで完全決着はつきそうですか?
永田「あくまで1回の“勝った・負けた”だけ。やっぱり、どっちかが現役をギブアップするまで続くでしょうしね。ただ、最近、彼の闘い方に以前の“彼らしさ”がないと感じる。挑発的に言わせてもらえば、『衰えてきたな』と。だから、僕が『アンチエイジング』と言うことに、過敏に反応するんでしょうね」
——勝利するのは当然として、どんな勝ち方を狙いますか?
永田「1月4日の東京ドームでやるわけですから、様々な世代が闘う中で、我々の闘いをどこまで世間に響かせることができるか? アンチエイジングって言ってますけど、試合で凄まじいものを見せなければ、証明できませんからね。『永田裕志ここにあり』というのを見せたいですね」
——鈴木選手は、それができる相手ですか?
永田「これだけ相手を憎みあっている者が闘えばね。お互いに遠慮なく行けるんで、『それで轟かないわけがない』という確信めいたものを持ってますね」
——しかし、先ほどは『衰えてきた』という発言もありましたが?
永田「『だから、石狩(タイチ)を使ってごまかしているんじゃないか!?』って。昔は、勝っても負けても正面からぶつかってきたのに。まあ、いままでとの違いを見せているのかもしれないけど、やっぱり衰えを隠しているのかも」
——そこが不満ですか?
永田「ちょっと寂しさを感じますよね、そういう鈴木みのるだったら。まあ、この話を聞いてカチンとくれば、いいですけど(ニヤリ)」
——では、この一戦を楽しみにしているファンへ一言お願いします。
永田「この闘いは“マット界きってのプレミアカード”であるからこそ、こうやって6年で3回も東京ドームで組まれているんだという自負がありますので。骨の髄まで僕の闘いを楽しんで下さい!」
■『WRESTLE KINGDOM 7 〜EVOLUTION〜 in 東京ドーム』
2013年1月4日(金)
東京・東京ドーム
15:30開場/17:00開始
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