中に入るにはパスポートなどの身分証も必要な“日本の中のアメリカ”キャンプ座間大会では、基地内で働く日本人スタッフも多く来場するが、じつに観客の半数以上はアメリカ人という、非常にアメリカ色が強い興行。
会場は日本とアメリカの国旗、世界中の国旗も掲げられるワールドワイドな雰囲気。ポスター、パンフレット、映像、演出といういまの新日本に欠かせない要素も、すべて英語仕様なら、試合もいつもの新日本とは一味違った“アメリカン”なマッチメイクになっているのが特色。
アメリカ人の小さな子ども連れも目立つファミリアな空気感の中、試合開始前にはCHAOS勢を除く全選手が、入場式&ボール投げ。中でも大きな歓声を集めたのは、去年もメインを務めたバーナード&アンダーソン。一番人気は、この日の“スペシャルゲスト”曙。
リングアナは今年も日本語の尾崎アナ、英語のアナがWマイクで“競演”するスタイルで進行。また、このキャンプ座間大会名物なのが、試合中も英語の実況が入るというもの。これも普段の新日本を見慣れているファンにはじつに新鮮だ。
第1試合のApollo55 vs タマ・トンガ&キング・ファレから、いきなり場内はスパーク! アメリカの会場を思わせるアッパーなムードの中、とくにデヴィットのダイナミックな空中ムーヴは大歓声を集め、オープニングから会場の熱を加速させた。
テンションの高い会場に選手も呼応! 第2試合では、タイガーマスク、獣神サンダー・ライガー、“星条旗”仕様のスーパー・ストロングマシンのマスクトリオ出陣。相手の永田裕志&井上亘&金本浩二は、珍しくヒール的な攻撃も披露。永田がタイガーのマスク剥ぎを狙えば、金本の顔面ウォッシュにブーイング発生! 最後はライガーが逆転勝利で、喝采を浴びた。
- 2010.10.23
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