テンコジが最強タッグを制覇し、IWGPタッグ挑戦を表明!/12月8日全日本プロレス広島大会試合結果
12月8日(月)
全日本プロレス
「2008世界最強タッグ決定リーグ戦」
広島・広島サンプラザホール
第6試合
時間無制限1本勝負
2008世界最強タッグ決定リーグ戦 優勝決定戦
○小島聡
天山広吉
(28分36秒 ラリアット→片エビ固め)
×近藤修司
諏訪魔
=試合経過=
最強タッグ優勝決定戦の舞台に勝ち進んだ天山&小島が、2年ぶりとなる最強タッグ制覇、そしてG1タッグに続く2大タッグリーグ制覇に向け、公式リーグ戦で敗れた諏訪魔&近藤に挑む。
序盤、諏訪魔&近藤は天山の首に照準を定めて、攻めていく。
近藤対天山の場面、近藤がザ☆オリジナルから、雪崩式アバランシュホールドで天山を叩きつける。
ここで諏訪魔&近藤にロープへふられた天山は両腕ラリアットで2人を蹴散らし、反撃に転じる。
天山はリングインした小島とテンコジカッターを近藤に決めると、ダイビングヘッドバットを投下。さらに天山が近藤をアナコンダバイス、小島が諏訪魔を変形肩固めで捕えて、タップを迫る。これを諏訪魔に返された小島だったが、近藤を雪崩式フランケンシュタイナーで叩きつけ、フォールへ。
近藤がカウント2で返すと、諏訪魔が小島を投げっ放しジャーマン。すかさず天山は諏訪魔にニールキックを決めるが、今度は近藤が天山にラリアットを決め、リング上で4人が大の字になる。
先に立ち上がった小島は近藤にコジコジカッター2連発。テンコジはさらに近藤を攻めるも、ここで入ってきた諏訪魔がテンコジカッターを切り返すと、孤立した小島に諏訪魔&近藤がサンドイッチのラリアットを狙う。天山が、寸前のところで小島を突き飛ばして身代わりとなるが、諏訪魔&近藤は小島にもサンドイッチのラリアットを決めると、さらに諏訪魔がラストライド、近藤がキングコングラリアットを浴びせ、フォールを迫る。
ここは天山が何とかカットに入り、諏訪魔をラリアットで場外に叩き落す。
残った小島と近藤は得意のラリアットの打ち合いとなる。最後は、これに競り勝った小島がラリアット2連発で近藤を沈め、2大タッグリーグ制覇の偉業を成し遂げた。
=試合後コメント=
天山「コジ、ありがとう! 最高やな。今日は途中、首が折れるかっていうくらいにやられて、ひどかったけど、(この勝利で)痛みが吹っ飛んだ。優勝できた喜びが何より強い。やっぱりコジが隣にいることで、踏ん張らなあかんっていう(気持ちになる)。やっぱり最後まで踏ん張って、自分を信じて、コジを信じて、ここまで応援してくれたお客さんのためにも、絶対にここは負けないと思ってやってきました。ここまできたことは、俺にとっては奇跡。テンコジを再結成して改めて良かったなと(思った)」
小島「涙はG1タッグの時に、これでもかっていうくらいに流したんで、もう涙は見せない。今回、優勝できたことも奇跡だし、G1タッグで優勝できたことも奇跡だった。もっとさかのぼれば、俺と天山が再会したことも奇跡だった。再結成して2008年ここまでやってこれたということは、ホントに奇跡だったと思う。でも、その奇跡を終わらせたくはないんで。次の奇跡はタッグのチャンピオンベルト。IWGPタッグ、世界タッグ、それを見据えていく。俺たちはそういう奇跡を起こす可能性を持っている。そういうタッグチームですから」
天山「コジが言ったようにこれで終わりたくない。まだまだコジとはやりたいことが山ほどある。テンコジに不可能はないから。ベルトというものを狙いにいく。(1/4)東京ドームで俺らが(IWGPタッグに)挑戦する。誰も文句はないやろ。真壁、矢野、ガタガタぬかす前に、俺らの挑戦を素直に受けろ!」
小島「真壁と矢野は(次の挑戦者に)チーム3Dの名前しか出さなかったけど、それは逆にそれだけ(自分達を)意識しているということだと思っているし、G1タッグで勝っている俺たちの挑戦を断る権利はない」