IWGP Jr.王者・井上がダニエルズとのリマッチを改めてアピール!
IWGP Jr.ヘビー級王者・井上亘選手が、TNAのクリストファー・ダニエルズ選手とのリマッチを改めてアピールした。
2月17日両国大会にて、井上選手はダニエルズ選手にノンタイトルマッチながら敗北。この不覚を取った一戦の直後から再戦を何度も訴えていたが、いまだ実現には至っていない。
「自分のアピールの仕方が悪かったのもありますけど、NEW JAPAN CUP期間中に(タイトルマッチが)組まれないまま、シリーズが終わってしまった。それは反省点です」と、防衛戦をできていない現状にも悔しい思いを持っている井上選手。
「(3月)30日の後楽園が終わった段階で、TNAへ行って決着をつけたいと考えていました」と、早期決着のため、ダニエルズ選手のホームリングであるTNAに乗り込む構想も描いていたが、そこに思わぬ横槍が入った。
それは邪道選手の卑劣なラフ・反則殺法で大流血させられた、3月30日後楽園大会の試合。この邪道選手の暴挙に井上選手はもちろん激怒。その抑えきれない感情は、試合後に「殺すぞ!」と絶叫していたことにも表れていた。
“復讐戦”となった4月13日後楽園大会での邪道選手との一騎打ちで井上選手は、再び大流血させられたものの、相手が得意とするラフ殺法で対抗。イスはもちろんのこと、消火器まで持ち出し、普段は見せない狂気な一面を表に出した。
「邪道とシングルは(今回が)初めて。でも、そんなことよりも邪道に対する憎しみの方が強い。やられっ放しでは終わらない。体中を駆け巡っている憎しみをリング上でぶつける」という決意で臨んだこの一戦で激勝した井上選手は、「ダニエルズといつやらせるんだ! 会社、早く返事しろ!」と、リマッチがなかなか決定しないことに不満をぶちまけた。
「僕の個人的な希望ですが、沖縄や九州などでタイトルマッチをしたいと思っています。そこのファンの方々は、新日本プロレスを温かく迎えてくれるようになってきている。ダニエルズ次第ですけど、今シリーズは博多(スターレーン)2連戦もありますし。ダニエルズに負けてから、ずっとスッキリしない気持ちでいます。早くしっかりとケジメをつけたいです」
邪道選手と決着をつけた。あとは、タイトルマッチの決定を待つだけ。歓喜の王者の臨戦態勢は整った。