「最強のチャレンジャーとして、チャンピオンを倒すだけ」(中邑)/「スーパースターポップジャム」公開調印式&記者会見
12月29日、埼玉県戸田市の「イオン北戸田ショッピングセンター」専門店街1階セントラルコートにて、「スーパースターポップジャム イン イオン北戸田ショッピングセンター」が開催された。
このイベントに参加したのは、棚橋弘至、永田裕志、中西学、飯塚高史、井上亘、金本浩二、タイガーマスク、田口隆祐、蝶野正洋、AKIRA、中邑真輔、後藤洋央紀、稔、真壁刀義、矢野通、邪道、外道の総勢17選手。
2,000人のギャラリーがステージに注目する中、来年1月4日「レッスルキングダムII in 東京ドーム」のメインイベントIWGPヘビー級選手権試合の公開調印式、同大会出場選手たちによる公開記者会見が行なわれた(中西選手の単独イベント、蝶野選手、後藤選手のサイン会の模様はイベント報告に掲載)。
笹田道子さんの司会でイベントはスタート。まず、IWGPヘビー級選手権試合公開調印式が行なわれ、立会人の山本小鉄氏がステージに登場。王者・棚橋選手、挑戦者・中邑選手がステージに用意されたイスに着席し、調印書にサインした。
報道陣向けの写真撮影の時間になると、中邑選手は棚橋選手との握手を拒否。小鉄氏が仲裁に入り、握手をかわした中邑選手だったが、その表情は苛立ちを隠せなかった。
調印式が終わると、残りの15選手がステージに呼び込まれ、それぞれ意気込みをコメントした。
=各選手のコメント=
稔「新年1発目の試合なので、正月らしい、ド派手で面白い試合をします。このイベントに集まっている人はもちろんなんですけど、買い物客の皆さんも1月4日はイオンに買い物へ来る感覚で、東京ドームへ遊びに来てほしいと思います」
井上「第53代IWGP Jr.ヘビー級チャンピオンの井上亘です(観客が大拍手)。ありがとうございます。今、ここにいらっしゃる皆さんの中で、プロレスをご覧にならない方もいらっしゃると思いますので、ちょっと説明させて下さい。Jr.ヘビー級というのは、体重が100kg以下。その中で争っていて、今、僕がそのチャンピオンです。1月4日は、僕にとって初めての防衛戦になりますが、相手の持ち味をしっかり受け止めて、必ず防衛します。僕たち新日本プロレスの闘いを是非ご覧下さい」
中西「アメリカのTNAから来る、アビスという選手と闘います。体重が150kg〜160kgありまして、身長が2m以上ある選手なんですが、その選手用に必殺技を編み出しました。その技で必ず倒すことをお約束します。その技の名前は“大☆中西ジャーマン”と言うんですが……(観客から笑いが飛び)皆さん、どんどん笑って下さいよ(笑)。笑えるくらい凄い技ですから。その技で日本人の強さを見せますので、よろしくお願いします」
田口「僕の試合は他団体との対抗戦なんですが、その中で自分のレスリングをして、一番輝いて、新日本プロレスに勝利を呼び込めるような試合をします。12月23日、後楽園ホールに乗り込んできたZERO1-MAXの田中将斗、浪口修が、『新日本、IWGPは向こうより格下』という発言をしたので、非常に腹が立っています。新日本、IWGPをバカにした、ZERO1-MAXがどういう団体なのか。(金本選手とのタッグで参戦する、2008年1月1日ZERO1-MAX後楽園大会で)それを確かめたいと思います。『新日本がZERO1-MAXより格下だ』ということは、絶対にない。向こうに新日本を見せつけます」
タイガー「ドームでは、ここにいるちびっ子たちに勇気や希望を与えられる試合をして、新日本プロレスが世界で一番強い団体だというのを見せたいと思います」
金本「自分は田口、タイガーマスク、飯塚さんと組んで、ZERO1-MAXとDRADITIONの4人と闘います。新日本、DRADITION、ZERO1-MAX、関係ない。『プロレスラーVSプロレスラー』。それでやったろうやないかと。東京ドーム、ガンガン行きますから。(田口の方を向いて)オイ、田口。IWGP、バカにされたんか? 俺、全然知らんかったわ。IWGPをバカにしたヤツらは、ぶち殺さなアカンな。もう4日まで待てんから、2008年の元旦から乗り込んだる」
飯塚「他団体のZERO1-MAX、DRADITIONとの対抗戦ということで、新日本の看板があるので、絶対に負けられない一戦です。4人で力を合わせて頑張ります」
矢野「(『矢野』と歓声が跳ぶと)うっせぇーな、分かってるよ! オメェらな、つべこべ言わずにな、年間最高タッグの俺らの試合を観ろ、バカタレ!」
真壁「オイ! テメェら、俺たちの試合を観たかったら、1月4日東京ドームに必ず来い。(チーム3D)を血祭りに上げてやるよ!」
邪道「(蝶野、AKIRAを見ながら)ポンコツ相手に言うことはねぇよ」
外道「相手が長州力、蝶野正洋、(獣神サンダー・)ライガー、AKIRA、新たに入った藤波辰爾……ジジイばっかだよ、オイ! 朝飯(に何を食べたか)も覚えてねぇのばっかりだ。老人介護じゃねぇんだ! キレてねぇことで有名な長州力がよぉ、キレるって言っているからよぉ、そこだけが楽しみだよ」
AKIRA「ただいま、ご紹介にお預かりしました“ジジイ軍団”のAKIRAです(会場大爆笑)。確かに今朝、何を食べたか覚えていませんけど、昨日の夜、何を食べたかはなんとなく覚えています。G・B・Hどもは、仕事の出来る悪役軍団らしいですけど、こいつらが業界一、品のないブードゥー・マーダーズと組むのはいかがなものかと。俺に言わせれば、このカードが決まった瞬間、してやったりだった。レジェンドがレジェンドたるゆえんを1月4日に見せられると思います」
蝶野「1月4日、東京ドームのメインはここにいる棚橋選手と中邑選手。これは新日本プロレスの新しい時代の扉を開けるかが懸かった試合で、我々もそれを見守りたいし、それに負けない試合をやります。全部で5団体が揃う、大きな大会になります。自分の試合も含めて、日本のプロレス会の看板を背負って頑張っていきますのでよろしくお願いします」
後藤「東京ドームという最高の舞台で、グレート・ムタをぶっ飛ばせるということで、非常にワクワクしています。ただのチャレンジマッチで終わらせるつもりはありません。皆さん、期待して下さい」
永田「長年、夢見ていたカート・アングルと闘うことが決まりました。僕にとって、レスラー生活最大の敵となります。その最高峰の選手と最高級の試合をして、必ず勝ちたいと思います。その闘いを観たい方は、是非東京ドームへ足を運んで下さい」
中邑「このタイトルマッチの挑戦権を死に物狂いで掴むことができました。あとは、最強のチャレンジャーとして、チャンピオン棚橋を倒すだけです」
棚橋「第47代IWGPヘビー級チャンピオンの棚橋弘至です。最初に言っておきます、か〜な〜り絶好調です! 今回、試合をする中邑真輔はズバり、ライバルですけども、絶対に負けたくない相手です。だから、この僕が必ず防衛します」
最後に選手を代表してマイクを手にした棚橋選手は、「最後にカッコイイやつ行きます! 北戸田の皆さん、愛してま〜す!」と絶叫。“愛”で公開記者会見を締めくくり、王座防衛に絶対の自信を見せながら退場していった。
「レッスルキングダムII in 東京ドーム」
2008年1月4日(金)
東京・東京ドーム
17:00試合開始