稔とAJスタイルズが一触即発!/「レッスルキングダムII in 東京ドーム」記者会見(1)
12月21日11:00、東京ドームホテルにて2008年1月4日「レッスルキングダムII in 東京ドーム」の記者会見が行われた。
まず、記者会見場に登場したのは、オープニングマッチ「THIS IS WAR! 〜NONSTOP RISING〜」に出場するミラノコレクションA.T.選手、稔選手、AJスタイルズ選手。3選手はこの一戦へ向けて、それぞれ意気込みを述べた。
ミラノ「1月4日東京ドームの一発目のこのカード。“ミラノガールズ”を引き連れてド派手に入場する。新日本を背負っているとかそういう気持ちはない。RISEとTNA、どっちが上なのか? そういう部分で凄く楽しみにしています。勝利するのはもちろんRISE。チーム名に恥じない試合をして勝って、アメリカ行きの取っ掛かりを作れればいい。俺らが勝ったら、AJスタイルズは“A.T.スタイルズ”、クリスチャン・ケイジは“タカヤマ・ケイジ”(高山圭司=外道の本名)に改名してもらいます」
稔「個人的なことを言うと、11月(11日)の両国での対TNAとのタッグマッチで、俺自身が取られて負けてしまった。今回、あのときの2人(クリストファー・ダニエルズ、センシ)はいないですけど、東京ドームという舞台で1つ借りを返しておこうという気持ちが強い。一番興味があるのは、ここにいるAJですね。何年か前に、ZERO-ONE(現:ZERO1-MAX)あったAJとロウキー(センシ)の試合を映像で観たんですけど、物凄いインパクトを受けた。いつか絡んでみたいという気持ちがあったので、非常に楽しみですね。俺がどれぐらいAJに興味を持っているのかを説明しますと、今、俺が着ている服にも“AJ”って(文字が)入っている。それぐらいAJに興味がある。あとは、ピーティー・ウィリアムスには、ちょっとした恨みがある。TNAに上がったとき、時間差バトルロイヤルで1対3の状況になって、後から入ってきたピーティーと共闘しかけたところでアイツに裏切られた。全米のPPVでその恥ずかしい場面の映像を流されたので、1.4のPPVで1年8ヵ月後ごしの恨みを晴らします」
AJスタイルズ「ドームに出られることに凄くエキサイトしている。今回は6メンだが、自分が試合の中心になるだろう。最終的に俺が勝利して、夜のロッポンギで飲み回ってやる。ハードロックカフェでビッグパーティーを開くから、楽しみにしておけ。(その代金は)全てプレジデントのスガバヤシ(菅林直樹社長)のツケにするよ」
ミラノ選手から“負けたら改名”を要求されたことに対て、AJスタイルズ選手は「何を言っているんだ。最後に勝つのは俺たちだ」と余裕の表情でコメントした。
しかし、3選手並んでの記念撮影になるとAJスタイルズ選手はエキサイト。稔選手に“AJ”と書かれた服を見せられると、何か気に障ったのか激しい口調で英語を捲くし立て、稔選手を突き飛ばした。
これを発端に稔選手とAJスタイルズ選手は一触即発。激しい睨み合いを繰り広げた。AJスタイルズ選手は、止めに入ったタイガー服部レフェリー(通訳として会見に出席)の手を払いのけ、怒りを露にしながら先に退場した。
「皆さん、英語が分からないと思いますが、(AJスタイルズは)『オシャレな服だ』って言ってました」と、稔選手はジョークを言っていたものの、腹立たしい表情を浮かべながらミラノ選手と共に会見場を後にした。