4月6日(現地時間)、米ルイジアナ州ニューオーリンズの「WRESTLE CON」イベント内で行われたRPW(レボリューション・プロレスリング)の大会に、石井智宏、棚橋弘至、ジュース・ロビンソン、ロッキー・ロメロ、鈴木みのる、ザック・セイバーJr.、飯伏幸太が出場した(会場は「ザ・シュガー・ミル」)。
写真提供/週刊プロレス
■セミで実現! 鈴木みのるvsジェフ・コブが注目の一騎打ち!
この日のセミファイナルには鈴木みのるが登場。昨年の「WORLD TAG LEAGUE」にマイケル・エルガンとのコンビで来日したジェフ・コブと一騎打ち。
序盤は五輪代表のコブとアマレス流のグラウンドで五分の闘いを繰り広げると、チョップの打ち合いでも体格差を感じさせず。ロープ際でのテクニックでも一日の長を見せつけ、反則を交えたプロの闘いで試合をリードする。
コブの至近距離からのドロップキックから反撃を許し、バックフリップ、横抱きにしてからのアマレス流の反り投げ2発を浴びたものの、全く危なげなし。
最後はパワーボムを狙ってきたコブの背後に滑り下りてのスリーパー。渾身の力で締め上げると、コブはたまらずタップアウト。鈴木が日英(IWGPインターコンチネンタル&ブリティッシュタッグ)2冠王の強さをアメリカのファンに見せつけた。
■現地でも大声援! 棚橋は“エース&ジュース”タッグで、対戦コンビを一蹴!
渡米前に5月4日(金・祝)福岡大会でオカダ・カズチカへの挑戦が正式発表されている棚橋弘至は、RPW4.6ニューオーリンズにジュース・ロビンソンとのコンビで出場、第4試合でオージー・オープン(マーク・デイビス&カイル・フレッチャー)と対戦した。
ビジョンに「GO ACE」の文字が映し出されただけで、会場の雰囲気は一変。女性ファンからは悲鳴にも完成が飛んだ。
棚橋にとっては前夜に「WCスーパーショー」に緊急参戦したことで、自身が保持する連続記録更新阻止を懸けての王座挑戦が決まってから2戦目となったわけだが、それもタイトルマッチへ向けて待ち切れない気持ちの表れともいえる。
ジュースと逸材のコンビは陽気で明るく、海外マットでこそ輝きを増すタッグ。試合では初顔合わせとなったオージー・オープン相手にジュースがつかまるシーンこそ見られたが、ダブルドロップキックの連発で見せ場を作るなど、終わってみれば危なげない勝利。
チャレンジマッチらしく相手の実力を引き上げながらの闘いぶりで、最後はジュースがデービスをパルプフリクションでKOすると、棚橋がフレッチャーにがったしスリングブレイドからハイフライフローを決めてカウント3を奪った。
■飯伏とオスプレイの“日英ハイフライヤー対決”に場内大熱狂!
棚橋に劣らぬ人気を見せつけたのが飯伏幸太。第2試合の6人タッグマッチに登場したが、最後に1人で飯伏が入場してくると、この日のパートナーのフリップ・ゴードンとシェイン・ストリクランドが両ヒザを着いて神をあがめるかのようなリスペクト溢れるポーズで迎え入れた。
また試合が始まると、ウィル・オスプレイとリング上で向かい合っただけで、観客は騒乱状態に。日英ハイフライヤー対決への期待を感じさせたシーンだった。
その期待に応えるように、終盤は6人タッグであることを忘れさせるほどの大激闘を展開。最後はゴードンのフェニックススプラッシュをヒザを立ててカットしたオスプレイが、回し蹴りの連発からオスカッターを決めて勝利。しかし、飯伏から直接フォールを奪えず。飯伏の方から一騎打ちを申し入れ、オスプレイもそれを了承した。
■RPW『LIVE IN NEW ORLEANS/WRESLE CON』
現地時間・4月6日 アメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズ ザ・シュガー・ミル
【時間無制限1本勝負】
○ウィル・オスプレイ&チャッキーT&ロッキー・ロメロ(22分18秒、オスカッター→片エビ固め)飯伏幸太&フリップ・ゴードン&シェイン・ストリクランド×
【時間無制限1本勝負】
○棚橋弘至&ジュース・ロビンソン(12分18秒、ハイフライフロー→片エビ固め)
オージー・オープン=マーク・デービス&カイル・フレッチャー×
【時間無制限1本勝負】
○鈴木みのる(9分57秒、スリーパーホールド)ジェフ・コブ×