3月22日(木)12時~新日本プロレス事務所にて、『NEW JAPAN CUP 2018』一夜明け会見がおこなわれ、『NJC』初出場初優勝をはたしたザック・セイバーJr.選手が出席した。
■『わかさ生活 ボディリカバリー Presents SAKURA GENESIS 2018』
4月1日(日) 16:00~ 東京・両国国技館大会
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※「砂かぶり」「2F特別席」は完売となりました。
■ザック・セイバーJr.選手のコメント
「この横にあるトロフィー、これは自分の運命だ。14歳の時、もう自分が新日本プロレスで闘うことを知っていた。そして、参戦から1年……初優勝。何も不安はない。何も言葉はない」
■質疑応答
――優勝から一夜明けてのご心境は?
ザック「まだ一夜しか経っていない。たが、あと2週間でIWGPヘビー級という大切なベルトに挑戦することとなった。トロフィーは大切なものだが、いつかは手放さなければならないものだ。そして、自分は史上初のイギリス人IWGPヘビー級チャンピオンとなる」
――ザック選手は世界中のファンから知られている選手ですが、『NJC』に優勝したことでまわりの反響は?
ザック「海外のプロレスファンは、誰もこの勝利に驚いていない。なぜならば、自分はチャンピオンシップだろうが、トーナメントだろうが、勝つべきものはすべて獲ってきたからだ。なので、イギリス、アメリカ、アイスランド、北極、北極クマだろうと、サンタクロースだろうと、北半球にいるみんな、自分の強さを知っているから、日本が今度知識を追いつけないといけないと思う。ここ4年前、自分はベストテクニカルレスラーだと言われてきたが、自分はテクニックの面だけでベストではなく、全体を見てもベストだと思う。なぜならば、自分のテクニックが誰よりも上回っているから。サンタクロースの部分もちゃんと記載してね」
――ザック選手の関節技は、オカダ・カズチカ選手のような体格の大きい選手にも有効ですか?
ザック「『いえ。サブミッションで勝てるとは思えません』と答えるんだったら、実家に帰った方がいいんじゃないかなと思う。自分はオカダを倒すだけでなく、サブミッション、ピンフォール、なんでもいい。自分がフィニッシュをして、オカダがIWGPヘビー級王座から陥落する。それもギブアップでな。すると、今度は彼が史上最年少でのIWGPヘビー級王座戴冠、ベルト保持期間、防衛回数もみんなの記憶から薄れていくだろう。そして、自分がイギリス人として初めてのIWGPヘビー級チャンピオンというのが記憶に残るはずだ。新日本プロレスはもともとサブミッションをベースとしているプロレスラーが多かったのに、どうしたんだ? 英国もサブミッションレスリングというものが根底として大きく広がっている。それを自分は戻したいと思っている。アメリカのいま流行しているカッコつけただけのカメラ目線をキメて、Tシャツを売るだけのプロレスではなく、自分を見てほしい。こんなスキニージーンズを穿いたオシャレ男子が、日本と英国の歴史あるプロレスのスタイルというものを持ち帰りたいと思う。そして、ブライアン・イーノを知ってるか? アンビエント・ミュージックを創り上げた人だけど、自分は彼のように古き良きものから新しいも創り上げる。そういう人になりたい」
――今シリーズからマネージャーとして支えてきたTAKAみちのく選手の存在については?
ザック「TAKAは自分にとって、先見の目のある占い師のような人だ。で、手相を見てくれて、後押しをしてくれる人だ。彼も90年代、ジュニアヘビー級の選手として一人で海外に出て行って、成功を収めたという観点からしても、自分のことを一番理解してくれている人である。いま、TAKAはハンサムで若いブリットボーイをボニー&クライドのようにサポートしてくれている。TAKAとは初めて一緒にこのツアーに参戦したが、初めての『NJC』でトロフィーを獲得することができた。これだけ大きなことを成し遂げたのならば、次はどんなことが起こるのだろうと楽しみになるよね。次はもしかしたら、IWGPヘビー級チャンピオンシップなんじゃないのかなと思うよ。なぜならば、『NJC』始まる前、自分は“ダークホース”だった。いや、ダークホースとも言われないぐらいの誰にも期待されていない選手だった。でも、TAKAは自分を信じて、自分が勝てるということを知っていてくれた。そして、勝つことができた。このトロフィーは俺のものだと思う。この見た目、バッキンガム宮殿から来たんじゃないの? 王冠のように見える。まさに、俺のためのものだと思うから、毎年優勝しようと思うよ。そして、一つ新日本プロレスに言いたいことがある。昨日、優勝を収めることができたが、そのインタビュースペースに置かれたビールがぬるかった。これは『英国人がぬるいビールを好きだ』というステレオタイプなのか? 言わせてもらうと、エールはぬるくて飲む。でも、ラガーは冷たいもんなんだ。缶を持ち上げたらぬるい。居酒屋でぬるいビールが出てきたら、皆さんどうします? キレるでしょ。4月1日のリョーゴク、自分がオカダに勝つが怒らせないでよね。普段、自分は控えめな人間なんだよ。だから、黙って冷たいビールを用意してくれ」
――憧れの新日本プロレスでタイトルを獲ったことについては?
ザック「4年間、日本で暮らしトレーニングを積んできた。でも、これが自分のキャリアのスタートだと思っている。人生で岐路に立たされた時、自分は常にこうやって新日本プロレスに導かれる道のりを選んできた。それが運命だと思っていたからだ。自分がいまのプロレスを変えるためにここに来た。オカダの時代は終わった。2年……たったの2年だが、1700年かのように、永遠かのように感じる2年間だった。でも、これからはこの勢いのある若い英国人プロレスラーがその冠を奪ってやろうと思う。この『NJC』でナイトー、タップアウト。イブシ、レフェリーストップ。SANADA、タップアウト。タナハシもフィニッシュした。ニューエースは誰か? それは俺に決まっている。この4人の新日本プロレスのトップ選手と2週間闘い抜いて優勝した。2週間というのはあっという間で、2週間洗濯物を洗わずに過ごすようなナマケモノだっているような世界で、自分の2週間はこれだけ濃密なものだ。そして、これからロサンゼルスに行き闘う。ニューオーリンズでもタイトルマッチ。一旦家に帰るが、すぐ洗濯物を取り込んでスペインに行き、ドイツに行き、またタイトルマッチを繰り広げていく。これも1ヶ月未満でのことだ。1ヶ月で人々はどんな生活をするのか? 自分はこれだけ大変なことを1ヶ月やってるが、それが自分の日常なんだ」
――新日本プロレスには“ストロングスタイル”という言葉もありますが、どのようにとらえてますか?
ザック「ストロングスタイル……それはボクのことだよ。ボクは新弟子として新日本プロレスの道場でトレーニングをしていたわけではないが、このスリムなブリットなボクの方がストロングスタイルとは何かを理解しているんじゃないかと思っている。誰がそんなボクに挑戦できるのかな? オカダ? メキシカンサブミッションスタイル? この質問、いま自分が答えてあげるよ。勝てるのは誰もいない。俺こそがストロングスタイルなんだ」
――IWGPヘビー級王座を戴冠したらやりたいことは?
ザック「まず、ベルトを英国に持ち帰りたいと思う。そして、欧州で初めてのIWGPヘビー級王座の防衛戦をやりたい。IWGPの“I”というのはインターナショナルの意味だが、このベルトは常に日本にあるものだと思っている。新日本プロレスも世界最高の団体だと思っているが、団体そのものもいまは基本的に日本をベースにしている。ボクは世界中を旅している。その旅っていうのも、眠れないようなヒドイフライトの時もあるし、そういう辛い思いをしながらも、自分は世界中を転戦している。もし、このベルト、団体をこれ以上に拡大したいのなら、それをやるのはボクしかいない」
■『わかさ生活 ボディリカバリー Presents SAKURA GENESIS 2018』
4月1日(日) 16:00~ 東京・両国国技館大会
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