いよいよ目前となった1月4日(木)『ブシモ 5 TH ANNIVERSARY WRESTLE KINGDOM in 東京ドーム』。今回は、マーティー・スカル、高橋ヒロム、KUSHIDAとの“IWGPジュニアヘビー級4WAYマッチ”が決定している、前王者のウィル・オスプレイにインタビュー!
■『ブシモ 5TH ANNIVERSARY WRESTLE KINGDOM12 in 東京ドーム』
2018年1月4日(木) 17:00~東京・東京ドーム
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■たとえスカルが王者になるだけの力を持っていたとしても、ヤツからは努力や情熱の匂いが漂ってこない
――この2017年はオスプレイ選手のキャリアの中でも、印象深いものだったのでは?
オスプレイ イエス。非常にアップダウンの激しかった1年だったね! すべてのことがいい経験になったよ。あのずっと憧れていた1.4東京ドームの舞台に上がったのも、今年が初めてだったしね。
――NEVER6人タッグを賭けたガントレットマッチに、YOSHI-HASHI選手と邪道選手とのトリオで参戦しましたね。
オスプレイ あとは2月にオーサカでシバタ(柴田勝頼)と戦った試合も、凄くエキサイティングだった。
――2.11大阪でのRPWブリティッシュ・ヘビー級王座戦ですね。ファイトスタイルの異なる二人が、見事に融合した好勝負でした。ほかにも『BEST OF THE SUPER Jr.』では、準優勝の好成績を残すことができましたね。
オスプレイ 最後にKUSHIDAに負けたのは悔しかったけど、満足度の高いシリーズだったね。とくに開幕戦でマーティー・スカルと戦ったのは感慨深勝ったよ。ずーっとイギリスの観客が100人くらいの場所で戦っていた二人が海を超えて、いまやニュージャパンで何千人というファンの前で試合をするのは不思議な気分になる。俺はまだ24歳だけど、プロレスという世界ですばらしい“旅”ができてるなって思うね。
――そして、あなたは10.9両国でKUSHIDA選手からシングル初勝利を収めると共に、悲願のIWGPジュニアヘビー初戴冠を成し遂げました。
オスプレイ フフフ。あれは最高にハッピーだったね! それまでの自分の努力が報われ、ずっと抱いていた夢がついに叶ったんだから……。それにKUSHIDAには、それまでアメリカでもイギリスでも日本でも、ずっと勝てずにいたし。
――5度目のシングルでついにKUSHIDA超えを果たしましたね。
オスプレイ イエス。しかも、俺が日本デビューした場所であるスモウアリーナ(両国国技館)で勝てたんだから、こんなうれしいことはないよ! あのデビュー戦(4月10日)のとき、俺はピンクのタイツを履いてたんだけど、あれはその年の3月に亡くなったクリス・トラヴィスに対する追悼の意味もあったんだ。
――クリス・トラヴィスというのは、あなたと同時期にイギリスで活動し、ピンクのタイツがトレードマークだったプロレスラーですね。
オスプレイ ウン。そういう意味でも、あの一戦は思い出深いものだった。それから1年半経って、自分のスタートとなった会場でKUSHIDAを倒して王者になれたというのは、ウィル・オスプレイのストーリーとしても大きなターニングポイントになったよ。俺の情熱と努力が、ニュージャパンやファンに認められた瞬間だったと思う。
――しかし、11.5大阪ではスカル選手の丸め込みの前に敗れ、わずか1カ月天下となってしまいました。あのときの気持ちは?
オスプレイ 心が引き裂かれそうになったよ……。ベッドで目を閉じるたびに、あのときの絶望感を思い出して、何度も涙を流した。異国の地で1年半がんばって、やっと勝ち得たものを、ああいうかたちで手放してしまったんだからね。たしかにスカルの実力は誰よりも俺が知っているし、初防衛戦の相手がヤツに決まったときは、いきなり大きな試練を迎えたと思ったよ。でも、いまでもあのフィニッシュのとき、俺の肩は3カウント寸前で上がっていたんじゃないかと思っている。
――では、敗北自体に納得していない、と?
オスプレイ いや、結果自体はシッカリ受け入れているよ。そうしないと、前には進めないからね。ただ、たとえスカルが王者になるだけの力を持っていたとしても、ヤツからは努力や情熱の匂いが漂ってこない。それはニュージャパンに上がるようになって日が浅いというのもあるし、俺のようなIWGPジュニアに対する思い入れを持っていないからだと思う。
――オスプレイ選手からはそう見えるわけですね。
オスプレイ あのベルトには偉大なるジュニアの歴史が詰まっている。決して“THE VIILAIN”(悪党=スカルのニックネーム)のブランディングのために存在してるんじゃないっていうことを、俺はヤツに教えてやりたいね。
■ヒロムは“キュート”。猫のぬいぐるみと戯れたり、セクシーな眼差しで迫ってきたり、すごくユニークな個性を持ってる
――そのリベンジの舞台として、来年の1.4東京ドームではKUSHIDA選手や高橋ヒロム選手を含めた4WAYでの王座戦が決定しました。まず、この試合形式について思うことは?
オスプレイ この4人の中では、一番自分が有利なんじゃないかな。4WAY自体、イギリスで何度も経験済みだからね。試合で勝負をかけるタイミングも、肌感覚で理解している。それに俺の試合を観てもらえればわかるように、スタミナには自信があるしね。
――たしかに試合終盤でも華麗な空中技を繰り出すだけの体力を持っていますね。
オスプレイ それにこのルールだと、KUSHIDAやスカルは普段のようにサブミッションをフィニッシュで使うのは難しいだろうね。そういう意味では、個人的に警戒したいのは“TIME BOMB”かな(ニヤリ)。
――ヒロム選手に気をつけたい、と。
オスプレイ ヤツが爆発しないように戦略を立てることが、この試合の鍵を握ると思う。
――ヒロム選手は事あるごとにオスプレイ選手に対戦を迫っていましたが、あなたには高橋ヒロムという選手はどのように映っていますか?
オスプレイ とても“キュート”だと思うよ(笑)。猫のぬいぐるみと戯れたり、セクシーな眼差しで迫ってきたり、すごくユニークな個性を持ってるよね。もちろん、その根底にはちゃんとした実力も秘めているし。
――ヒロム選手は今年の1.4東京ドームでIWGPジュニアヘビー初戴冠を成し遂げて以降、上半期のジュニア戦線の中心でした。
オスプレイ でも、忘れないでほしいのは、ヤツがIWGPジュニアヘビーのチャンピオンだったときに、俺は『BEST OF THE SUPER Jr.』の公式戦で勝ってるんだ。それ以降、ヒロムは俺のことをつきまとうようになった。
――“ネコちゃん”呼ばわりしていましたね(笑)。
オスプレイ どちらかといえば、俺はそういうヒロムのアクションを楽しんで受け止めてるよ。そして、試合となれば、俺たちはデンジャラスでビューティーな戦いを繰り広げる。そこにスカルとKUSHIDAが加わって、どんな展開になるのか想像つかないけど、非常に楽しみだね!
――過去、1.4東京ドームで行なわれたIWGPジュニアヘビー級王座戦では、13年にプリンス・デヴィット選手(現WWEのフィン・ベイラー、)飯伏幸太選手、ロウ・キー選手が3WAYで激突していますが、そちらはご存知ですか?
オスプレイ オフコース! マイフェイバリットに入れたい試合のひとつだよ。ロウ・キーはファンの頃から大好きだったし、デヴィットは俺と同じイギリスからキャリアをスタートさせ、世界に羽ばたいたという部分で大きなインスパイアを受けている“センパイ”だ。イブシのことはレスラーの中のレスラーだと思うし、常に俺にインスピレーションを与えてくれる存在。その3人が『WRESTLE KINGDOM』の舞台で戦っているという事実を、ファンが忘れてないか心配になるよ(笑)。
――そのくらい、印象に残っているわけですね。
オスプレイ あの試合に勝るとも劣らないエキサイティングな戦いが、今度の『WRESTLE KINGDOM』で観られるのは間違いない。だから、ファンには俺たちの4WAYマッチにもっと注目してもらいたいね。瞬きを忘れるくらいの攻防が繰り広げられるのは間違いないよ。
■俺はプロレスラーとしてデビューしたときから、IWGPジュニアヘビーのチャンピオンになることを夢見てきた
――いまや『WRESTLE KINGDOM』といえば世界中から注目を集める舞台です。とくにケニー・オメガとクリス・ジェリコのIWGP USヘビー級王座戦に熱い視線が注がれていますが、大のプロレスファンだったオスプレイ選手から観ても魅力的なカードなのでは?
オスプレイ もう最高にグレイトなカードだよ! 世界的に有名な二人の“ジャイアンツ”(巨人)にとって、初めてのクロスオーバーだからね。ファン視点だとニュージャパンvsWWEという見方もできるし、ジェリコがこのリングに上がることで、ニュージャパンの名がもっとワールドワイドになると思うし。ホントにファンタスティックなカードだよね!(目を見開いて)。
――興奮を隠せない様子ですね(笑)。
オスプレイ フフフ。だって、俺は子どもの頃からジェリコがWCWやWWEで戦う姿を観て育ってきたから。そんな選手と同じ東京ドームのリングに上がるなんて、頭がブッ飛ぶくらいに凄いことだよ(笑)。
――ケニー選手に対してはいかがですか?
オスプレイ 彼は“ベスト・イン・ザ・ワールド”と名乗るだけの試合を、これまでやってきていると思うよ。そして、今回ジェリコと対戦することで、本当の意味で“ベスト・イン・ザ・ワールド”になるチャンスを得たんだと思う。この試合は今回のラインナップの中では、二番目に気になるカードだね。
――ということは、一番目は……?
オスプレイ もちろん、IWGPジュニアヘビー級4WAYマッチさ(ニヤリ)。
――それでは最後にドーム決戦を楽しみにしているファンに向けて、メッセージをお願いします。
オスプレイ 俺は自分がプロレスラーとしてデビューしたときから、IWGPジュニアヘビーのチャンピオンになることを夢見てきた。そして、その夢を2017年、ついに叶えた。でも、たった1カ月で、しかもあんなかたちで奪われてしまったんだ。俺はみんなの期待に応えられない姿を、もう見せたくない。マーティー・スカル、KUSHIDA、高橋ヒロム。それぞれすばらしいレスラーだけど、ウィル・オスプレイが成長するための糧になってもらうよ。1.4ドーム、俺はベルトを持って必ずリングを降りてみせる!
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2018年1月4日(木) 17:00~東京・東京ドーム
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※「ロイヤルシート」「アリーナA」「アリーナB」は完売となりました。
※「2FスタンドA」は残りわずかとなりました。
★当日券は「12時」より、東京ドーム22番ゲート前の当日券売り場にて発売します。
<各プレイガイド販売終了日>
■2018年1月2日(火)まで
・ローソンチケット (Lコード30104)
0570-000-732
http://l-tike.com/wk12
ローソン店頭ロッピー、ミニストップ店頭ロッピー
・チケットぴあ (Pコード 594-000)
0570-02-9999
http://w.pia.jp/t/wrestlekingdom/
※ぴあカウンター、セブンイレブン各店、サークルKサンクス各店(Kステーション設置店舗)、ファミリーマート各店(決済・引取のみ可)
※12時まで
・e+ イープラス
http://eplus.jp/njpw/ ファミリーマート各店(店内Famiポート)
・後楽園ホール5階事務所 03-5800-9999
■2018年1月3日(水)まで
【東京】
・闘魂SHOP水道橋店 03-3511-9901
・チャンピオン03-3221-6237