いよいよカウントダウン!! 1月4日(木)「ブシモPresents WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム」に向けて、恒例のカウントダウンインタビューがスタート!
今回は、スペシャルシングルマッチで、Cody選手との“初シングル”に挑む飯伏幸太選手に直撃インタビュー!!
■『ブシモ 5TH ANNIVERSARY WRESTLE KINGDOM12 in 東京ドーム』
2018年1月4日(木) 17:00~東京・東京ドーム
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■今回のシリーズを通して、「自分の実力はここだな」っていうことを理解できた。今後は同じ間違いを二度と起こしません。
――さて、飯伏幸太選手。東京ドームの前に、まずは11月5日(日)大阪大会のIWGPインターコンチネンタル選手権試合、棚橋弘至戦を振り返っていかがですか?
飯伏 やっぱり「予想通りだったな」っていう部分も一つありましたね。『G1』の公式戦(8月1日鹿児島大会)で結果的に勝ちましたけど、あれは「リーグ戦の中の一つでしかなかった」というか。ただ、今回の試合は自分のために凄くプラスになったかなとは思ってます。
――では、飯伏選手が『G1』で勝ったのは、“リーグ戦バージョン”の棚橋弘至だったと。
飯伏 そうですね。でも、この間の大阪大会では「タイトルマッチに向けて仕上げてきた棚橋弘至だったな」と感じましたね。
――棚橋選手は「タイトルマッチに向けて仕上げる」ということを何度も繰り返してきた選手です。そういう意味で、今回はいわば“棚橋弘至の土俵”でもあったと思いますが、そういう部分は感じましたか?
飯伏 そうですね。ボクにとっては、「シリーズを通して前哨戦をやり続け、最後にタイトルマッチをやる」っていうスタイルが初めての経験でしたので。それを経験できたのも良かったし、感覚的には『G1』の頃から思ってた通りでしたね。そのうえでシリーズを通して闘ってみて、「やっぱり、いまの自分の実力はここだな」っていうことを理解できたのはプラスになったなと。なので、今後は同じ間違いを二度と起こしません。
――実感として、新日本プロレスの通常シリーズのスタイルを理解したというか。
飯伏 そうですね。昔からカンを掴むのは得意だったんですけど、今回は自分の中でもの凄く“掴んだ”感じはありますね。「『G1』と通常のシリーズではまた別なんだな」ってこともわかったし、自分の中でなんとなく「こういうものなんだな」っていう部分がいろいろとわかりました。
――棚橋選手からは「シッカリしなさい」など、飯伏選手に対して叱咤激励もありましたが。
飯伏 自分は“口のプロレス”をやってこなかったっていうのもあるし、「やったら負ける」っていうのもわかってたので、あえてやらなかった部分もありますね。ただ、最後になって「アレが試合にも響いてるのかな」って感じたのと同時に、「必要なんだな」ということも感じましたね。「やらないといけないんだな」と。いまでは「やっていれば、また結果が変わってたんじゃないかな」とかも思いますし。
■「なんで負けた側にわざわざ来たのか?」と。その時は「その行動が狂ってるな」と思いましたね(苦笑)
――そのあと、大阪大会のバックステージにはCody選手が乱入してきましたが。
飯伏 ええ。あの時は自分自身、ホントに完全に燃え尽きてて……。あと、言い訳じゃないですけど、(10月30日後楽園ホールでの)会見の前に「熱があるな」と思ったので、測ってみたら38度ぐらいあったんですよ。なので、試合後にはすでにコメントできるような状態でもなくて、頭がボーっとしてたんですよ。
――心身ともに疲労困憊だったわけですね。
飯伏 ハイ。でも、Codyは棚橋さんに惨敗して、高熱のある自分のところにわざわざやって来て、しかもスーツで英語だし……。「エッ、誰?」っていう状態でしたし、彼が何を言ってたのかもほとんどわからなかったですね。
――その時、ROH世界王座のベルトは見えていましたか?
飯伏 そうですね。「おまえは、このベルトに挑戦しないのか?」って言ってるのかと一瞬思ったんですけど、「でも、それはおかしいよな?」「なんで負けた俺のほうにわざわざ来たのかな?」と。その時は「この行動自体が狂ってるな」と思いましたね(苦笑)。
――まぁ、普通は勝った選手の方にアピールしますよね。
飯伏 普通は棚橋さんの方に行きますよね。それなのに、「なんで負けてる自分のほうに来るのか?」って。そういう部分で「コイツはちょっとおかしいな」と感じましたし、そういう意味での興味はちょっとありました。Codyは何度か新日本プロレスに参戦してますけど、ボクは彼の試合を映像でしか見たことがなくて……。いまのところ、“完全なるアメリカンプロレス”って印象ですね。自分のプロレスとはまったく違うプロレスかなと。試合で噛み合うのかもわからないし、ああいうプロレスって昔からあったと思うんですけど、自分はそういうプロレスはほとんど観ずに育ったので。
――飯伏選手はアメリカンプロレスを通っていませんでしたか。
飯伏 ええ。まったく観ずに育ちました。とくにNWA系とかのアメリカンプロレスはほとんど観てないです。どちらかといえば、激しいプロレスを中心に見て来たので。
――Cody選手は「本当は日本のプロレスがメチャクチャ好き」というウワサもあるので、飯伏選手にはピンポイントで興味があったのかもしれないですね。
飯伏 どうなのかなぁ? 気になってるのかなぁ……。逆に、ボクは彼の行動の方が気になりますね(笑)。ホント、彼の思考がどうなってるのか気になります。ちょっとおかしいですよね、普通に考えたら。
――Cody選手はWWEを退団した時、闘いたい選手をリストにまとめてたようですが、その中に柴田勝頼選手の名前はあったんですけどね。
飯伏 そうなんですか。柴田さんとCodyもまったく違う色ですね。自分以上に違うんじゃないかぐらいの。
――そういう意味では、「違うタイプの選手を触りたい」っていう願望があるのかもしれないですね。
飯伏 おたがい真逆のモノを見て来たし、真逆のモノをやってきたので、プロレスに対する感性もまったく違うはずなんですよ。そんな自分とCodyのどこの部分が融合するのかは気になります。
――飯伏選手はWWEのリングにも上がってましたが、その時の経験も参考にならない感じですか?
飯伏 そうですね。ボクが出たWWEっていうのは、NXTっていう団体やクルーザー級のトーナメントだったので、本来のWWEよりも少し日本のプロレス寄りという感じでしたから。また、ちょっと違う感じですよね。
――なるほど。そして、そのあとに1.4東京ドーム大会では、Cody選手との対戦が“ROH世界王座戦”として正式にアナウンスされましたが。
飯伏 ええ。ただ、現段階だと6:4で不安が大きいというか、「大丈夫かな?」「噛み合うのかな?」っていう部分の方が強いですね。
※以下のインタビューは12月下旬に、Cody選手のROH王座陥落(ROHにて、ダルトン・キャッスル選手に敗戦)を受けて、急遽追加の取材を行ったモノ。
■「最高に狂ってるな!こんなヤツいないな!」東京ドームではアイツをどうにかして怒らせますよ。
――さて、飯伏選手。なんとCody選手が現地時間12月15日に行われたROH世界王座戦で、ダルトン・キャッスル選手に敗れ王座を陥落となってしまいました。まず、この結果を受けていまの心境は?
飯伏 まず、ボクにもすぐその情報は入りました(苦笑)。最初、このことを聞いた時「最高なヤツだな!」と思ったのと同時に、「最高に狂ってるな!」「こんなヤツいないな!」とも思いましたね(笑)。
――なるほど。そっちの反応でしたか(笑)。
飯伏 ええ。まず、そもそも負けた自分のところに「おまえ、挑戦して来いよ」と言ってきてる時点でおかしいわけですよ。その時点でも相当に行動がおかしいのに、アメリカでタイトルマッチしてベルト獲られて……そんなヤツいます? これはホントに狂ってるんじゃないかなと。
――こういったパターンもあるにはあるとは思いますが、たいていは王者のまま再来日することが多いですよね。
飯伏 普通はそうですよ!仮に1.4東京ドームの前にタイトルマッチがあったとしても、そこは「絶対に勝つ自信がある」という前提で、ボクに言ってきてると思うんですよ。次の防衛戦が決まってたとしても、そんな相手は軽くいなして、「東京ドームでは、おまえとやってやるよ」っていう感じが普通じゃないですか? それを途中で獲られちゃうっていうのは、「コレどういうことなんだ?」と。いや~、これは本当に自分が一番好きな狂い方のタイプですね(ニヤリ)。
――どうにもつじつまが合わない感じですが、逆に飯伏選手のモチベーションは上がってると(笑)。
飯伏 フフフ。もう楽しみでしょうがないですよ。こんな狂ったパターンはなかなかないですから。それにタイトルマッチって少し堅苦しいっていうか。まぁ、いまの自分はどのベルトも欲しいので「タイトルマッチをやって勝ちたい」という気持ちもありますけど、その緊張感はなくなったけど、逆に自由度は増したんじゃないかなと。
――残念な部分もありますが、ある意味、吹っ切れたような部分があると。
飯伏 そうですね。東京ドームという舞台の試合ですけど、「より自由にできるんじゃないか」っていう感覚は増しましたね。やっぱりタイトルマッチになると、どうしても勝ちを優先してしまう部分が出てきてしまいますし。なので、いまは「さらに自由なプロレスができるんじゃないか」っていう気がしてます。
――12月11日福岡大会で、Cody選手とタッグマッチで初の絡みがありましたが、こちらはいかがでした?
飯伏 ホント、初めての対戦でしたね。それまでボクはCodyの試合を見たことがなくて。なんか、アメリカンプロレス・スタイルの中でも「さらにアメリカン」という印象だったんですけど、福岡で対戦してみてその印象が変わりましたね。「あれ? けっこう日本っぽい動きもできるんじゃないか?」って。
――ああ、アメリカンプロレスで売ってるけど、実は日本のスタイルにも対応できるんじゃないかと。
飯伏 ええ。試合をやってみた感じ、「かなり日本のスタイルに興味があるんじゃないか」っていう気がしてますね。
――では、Cody選手が日本よりのスタイルでくれば、やりやすくなりますか?
飯伏 そうですね。ただ、最終的にどっちがどっちよりになるのかはわからないですけど、試合の中で自分のファイトスタイルというか、コッチの土俵に引きずり込めればいい試合ができるんじゃないかなとは思いますね。
――ちなみに飯伏選手の考えるアメリカンプロレスってどんなモノなんでしょう?
飯伏 そうですね……。アメリカンプロレスは自分の中で最も苦手なものですね。
――では、飯伏選手がアメリカンプロレスをすることはないと。
飯伏 いや、それはわからないです。それで相手を引き出せるのであれば。その「引き出せる」っていうのは相手の良さを引き出すんじゃなくて、それによって相手を“飯伏幸太プロレス”に引き込めるのであれば、ボクがアメリカンプロレスをする可能性もあるっていうことですね。まぁ、いずれにしても東京ドームではアイツをどうにかして怒らせてやりますよ(ニヤリ)。
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2018年1月4日(木) 17:00~東京・東京ドーム
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