11月30日(木)楽天クリムゾンハウスにて、第10回「ペアレンティングアワード」授賞式が開催され、「コト部門」&「モノ部門」の授賞式後におこなわれた「ヒト部門<スポーツ部門>」でみごと受賞をはたした棚橋弘至選手が喜びのコメントを残した。
※「ヒト部門」受賞は以下の通り
パパ部門:窪塚洋介さん(タレント)、田中裕二さん(芸人・爆笑問題)
カップル部門:太田博久さん(芸人・ジャングルポケット)&近藤千尋さん(モデル)
ママ部門:松本薫さん(柔道家)
スポーツ部門:大久保嘉人さん(サッカー選手)、棚橋弘至さん(プロレスラー)
■棚橋弘至選手のコメント
「新日本プロレス“100年に一人の逸材”棚橋弘至です。この度はこのような賞をいただき、ありがとうございます。いま、上の女の子は中学2年生、下の坊主が小学校4年生でだいぶ手もかからなくなったんですけど、プロレスは年間150試合ありまして、日本全国を飛び回っています。その中で家を守ってくれた嫁さんに感謝しています。ときどき仲間割れもしますが、これからも嫁とはいいタッグチームで頑張っていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました」
続いておこなわれた受賞者全員でのフォトセッションを終えると、そのままトークセッションへ。
司会より「役に立った子育てグッズ」について聞かれた棚橋選手は、「自動掃除機ですね。嫁さんが凄い掃除好きなので、自動で掃除してくれてる間に他の仕事をやったりとか。あと、その掃除機はスマホで遠隔操作できるんですけど、その掃除機に名前をつけないといけなくて、ボクの名前は弘至(ヒロシ)なんですけど、うちの息子がその掃除機にも『ヒロシ』って名前をつけまして(苦笑)。で、掃除機が浴槽にはまって動けなくなった時、スマホに『ヒロシに不具合が生じて動けなくなりました』って通知が来てるっていう(笑)。そういう意味では、掃除もできたし、家族も一笑いしてくれて、凄く役立ちました(笑)」と笑いを誘った。
また、自宅での姿について聞かれると、「子どもが一人の時はよく背中に乗せて腕立て伏せとかしてたんですけど、2人になってからはあんまり回数が出来なかった思い出がありますね。あと、小学校低学年ぐらいまでは両手で抱っこして移動とかしてたんですけど、だいぶ血流が流れ込んで、パンプアップしましたね(笑)」と思い出を振り返った。
さらに、映画『パパはわるものチャンピオン』撮影時のエピソードについては、「クランクインする前から、寺田心くんとは2か月ぐらい演技レッスンがあってコミュニケーションをとれたので、『タナパパ』って呼んでくれて、ホント親子のような仲の良い関係になれましたね。あと、撮影現場では木村佳乃さんの笑顔が眩しかったですね。ボクの母も凄く笑う人だったんですけど、『お母さんがよく笑う家庭は、子どもよく笑う』っていうような感じで、現場が凄く明るい雰囲気でした」と語った。
その後も、各受賞からの個性豊かなコメントで場内が盛り上がる中、第10回「ペアレンティングアワード」授賞式は終了した。
※その後おこなわれた囲み取材の模様は以下の通り
■囲み取材の模様
――改めて、受賞をした感想をお願いします。
棚橋「『ベスト・ファーザー賞』に続き、『ペアレンティングアワード』も受賞ということで、一般の方が抱いている『怖い』とか『痛そう』っていうイメージから一番遠い賞をもらったということで、これは非常にプロレス界にとってもいいことですし、こういう賞をこれから総なめにします!日本全国のパパの良いお手本になれるように頑張っていきます」
――お子さんが「プロレスラーになりたい」と言ったらどうしますか?
棚橋「いま、下の男の子が小学校6年生なんですけど、1回『プロレスラーになるか?』と聞いたことがあるんですよ。そしたら、『痛そうだからイヤだ』って感じで言われちゃいましたね(苦笑)。ただ、いろんな道の選択肢を残しておいてあげたいんですけど、いざとなったらプロレスラーにします(笑)。まぁ、いろいろ選択肢に迷ったら勧めてみます」
――子育てでのこだわりはありますか?
棚橋「ボクは小さい頃から、寝る時は必ずむかし話を読み聞かせてたんですけど、むかし話の良いところは、結末が『だからこうしなさい』っていう押しつけじゃなくて、『良いおじいさんと悪いおじいさんがいたら、結果こうなりますよ。どうしますか?』って考えさせる判断を委ねるところが良いところだなと。叱る時に、『こうしなさい!』って怒るんではなくて、『こうだったらどうする?』っていうようには心がけてましたね」
――お子さんに選択肢を与えると。
棚橋「そうですね。自分で考えさせて、いいか悪いかの判断をさせるっていうのは、凄く大事かなと思います」