現地時間・11月9日(木)イギリスのロンドンで行われたRevolution Pro-Wrestling(以下、RPW) の特別興行「Global Wars UK 2017: Night One」に、新日本プロレス・本隊から永田裕志。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンから内藤哲也、BUSHI。CHAOSからは後藤洋央紀、矢野通、石井智宏、YOSHI-HASHI、ロッキー・ロメロ。鈴木軍から、鈴木みのるとエル・デスペラードという豪華メンバーが渡英。
イギリス出身のウィル・オスプレイ、マーティー・スカル、ザック・セイバーJr.ら新日本プロレスの常連選手も参戦して、大会を盛り上げた。
■BUSHIが3WAY戦に出陣! ウワサの“強豪”マット・リドルとデスペラードがシングル戦!
第1試合には、いきなりBUSHIが登場。RPWブリティッシュ・クルーザー王座戦として、王者のジョシュ・ボドムに、ライアン・スマイルと挑む3WAYマッチに挑み、毒霧も発射するなど変幻自在のBUSHIワールドを存分に展開するも、最後は混戦の中で、ライアンがボドムにフロッグスプラッシュでフォール勝利し、新王者に輝いた。
続いて、第2試合には、矢野通&外道の“職人”コンビがロード・ギデオン・グレイ&ノー・ファン・ダンと対戦した。試合は、矢野がいつも通りにDVDを持参したかと思いきや、この中に白いパウダーが入っており、奇襲に成功。
試合は、グレイが矢野にスプレーで反撃する場面もあったものの、最後は矢野がグレイを電光石火の丸め込みで勝利を収めている。
第3試合は、UFCなど総合格闘技でも活躍した実力者であり、柴田勝頼とも対戦経験のあるマット・リドルと、エル・デスペラードが注目の異次元シングルマッチ。
裸足でリングに上がるリドルは、豪快なミドルキックやスープレックスを炸裂させるが、デスペラードも中指を立てながら反撃! 片エビ固めで締め上げるも、試合終盤はジャーマンやニーアタックなど、リドルが猛攻。
さらに翌日に同マットで対戦する鈴木みのるを意識したかのような変形パイルドライバーまで爆発させ、最後はクロスフェイスで堂々の勝利を奪っている。
■マーティーが内藤にも“指折り”炸裂! 永田の“伝家の宝刀”がイギリスでも爆発!
第4試合は、現IWGPジュニア王者のマーティー・スカルと“L・I・J”のカリスマ・内藤哲也がシングルで対戦する注目マッチ。
この日も権利証の入ったスーツケースを持参して入場の内藤、一方で“地元出身”のマーティーがムード満点の入場をはたすが、内藤はマーティーのハットを被っての目見開きポーズで挑発。
試合中には、怪鳥ポーズも披露するなどノリノリの内藤、雪崩式フランケンシュタイナーも見せて、絶好調ぶりを見せつける。
だが、マーティーも得意の“指折り”を炸裂させると、場内は大盛り上がり。さらに傘攻撃で一気に勝機をつかむかに見えたが、この内藤のピンチをBUSHIが救出。一瞬のスキから内藤がデスティーノを爆発させて、勝利を奪った。
第5試合では、本隊から“ブルージャスティス”永田裕志が出陣。リングインすると、自分のTシャツを使って相手のザック・ギブソンを挑発。
いら立つギブソンはマイクで永田を罵倒すると、なんと永田もお返しにマイクを披露。試合はたがいを削り合うハードヒットなファイトが展開も、永田はエクスプロイダーから、腕固めを披露するなど好調ぶりをアピール。
ギブソンもブレーンバスターで反撃したものの、最後は永田が“伝家の宝刀”バックドロップ・ホールドでギブソンを沈め、イギリスの観客の前で勝利の「ゼァ!」を爆発させた。
■YOSHI-HASHIがロッキーとタッグ結成! “動ける巨漢”キース・リーと石井がシングル激突!
第6試合にはYOSHI-HASHI&ロッキー・ロメロが珍しいタッグ結成。RPWの現ブリティッシュ・タッグ王者である“CCK”トラヴィス・バンクス&クリス・ブルックス組と対戦した。
両チームが一進一退の攻防を続け、YOSHI-HASHIが得意の逆水平チョップを見せれば、ロッキーもトペスイシーダやWラリアットなど大奮戦を見せたものの、徐々にチームプレーで上回る“CCK”がペースを握る。
最後は、バンクスが必殺のキウィクラッシャーをロッキーに炸裂させて、勝利をあげた。
第7試合、この日のセミファイナルは巨漢のキース・リーにCHAOSの石井智宏が挑む、シングルマッチ。圧倒的な体格差にも関わらず、果敢に逆水平チョップを放っていく石井。
一方のリーもリープフロッグやドロップキックなど、巨漢とは思えない軽快な動きを披露し、強烈なラリアットも炸裂。しかし、石井は投げっぱなしジャーマンで反撃。
リーはライガーボム、さらにムーンサルトプレスまで披露するが、これを回避した石井は渾身の垂直落下式ブレーンバスターを爆発させて、勝利をモノにした。
■メインで鈴木&ザックvs後藤&オスプレイが“日英混合”タッグマッチが実現!
この日のメイン、第8試合は、“鈴木軍”の鈴木みのる&ザック・セイバーJr.が、CHAOSの後藤洋央紀&ウィル・オスプレイと対戦する日英混合のタッグマッチ。
ザックとオスプレイが睨み合えば、NEVER王座に挑戦表明した後藤と鈴木も序盤からヒートアップ。試合は、オスプレイの空中殺法を出せば、ザックはサブミッションで反撃。
さらにザックは鈴木とのコンビネーション、後藤とオスプレイを同時に極めるなど大活躍。一方、鈴木と後藤も激しいエルボーの打ち合いから、後藤が牛殺しを炸裂させる場面も。
試合終盤、鈴木とザックはオスプレイに合体サンドイッチ・サッカーボールキックを炸裂。負けじとオスプレイもオスカッターを狙うが、これはザックがカウンターの腕ひしぎ十字固めで逆襲。しかし、これを強引に切り返したオスプレイは再度のオスカッターで劇的勝利を上げている。
■現地時間・11月9日(木)イギリス・ロンドン
RPW「Global Wars UK 2017: Night One」
【第1試合 RPWブリティッシュ・クルーザー王座戦】
〇ライアン・スマイル(挑戦者)[フロッグスプラッシュ]ジョシュ・ボドム(王者)×
※もう一人はBUSHI
※スマイルが新王者となる。
【第2試合 タッグマッチ】
〇矢野通&外道[スモールパッケージホールド]ノー・ファン・ダン&ロード・ギデオン・グレイ×
【第3試合 シングルマッチ】
〇マット・リドル[クロスフェイス]エル・デスペラード×
【第4試合 シングルマッチ】
〇内藤哲也 [デスティーノ→片エビ固め]マーティ・スカル×
【第5試合 シングルマッチ】
〇永田裕志 [バックドロップ・ホールド]ザック・ギブソン×
【第6試合 タッグマッチ】
○トラヴィス・バンクス&クリス・ブルックス[キウイクラッシャー] YOSHI-HASHI&&ロッキー・ロメロ×
【第7試合 シングルマッチ】
〇石井智宏[垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め]キース・リー×
【第8試合 シングルマッチ】
〇ウィル・オスプレイ&後藤洋央紀[オスカッター→片エビ固め]鈴木みのる&ザック・セイバーJr.×
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