完売御礼の11月5日(日)大阪府立体育館大会、その前日にマイドーム大阪で行われた『新日本プロレス大感謝祭』で、数々のトークショーが展開した。
■八木が“匂い”トークでスパーク! 「好きな先輩、嫌いな先輩」で大盛り上がり!?
トークショー第3部に登場したのは、トークショーに臨んだ川人拓来、八木哲広、成田蓮のヤングライオン3選手。進行役を務めたのは、“鬼コーチ”でもある真壁刀義選手。自己紹介ではそれぞれ出身地を強調(川人=大阪、八木=北海道、成田=青森)。3選手ともトークショーは初めてとあって、マイクを手に真壁選手を見ながら答えるため、何度も注意を受けながら進んでいった。
まずは1回戦で敗れたもののKUSHIDAと組んで『SUPER Jr. TAG TOURNAMENT』に出場した川人が、「最近、ビッグチャンスが来たようですけど……」と振られると、「このチャンスを逃さずに、チャンスをものにして次のステップに進んでいきたいと思います」と答えた。八木は「こんなにたくさんいる前でしゃべったことない」と極度の緊張が一目でわかるほどだった。
まず真壁選手から飛んだのは、「新日本でデビューしてからの理想と現実」という質問。これに川人は「巡業に出て、巡業のつらさを知りました。先輩のtwitterとか見てると楽しそうなことばっかりだったので、実際にそうなんだろうなと思ってたんですけど、現実はすごくきついものなんだなと思いました」、八木は「ファンの頃は華やかな世界だなと思ってたんですけど、入門して見たら毎日雑用で、思ったほど練習できなくて。巡業中は結構、おいしいものを……」、成田は「練習生の時代は、巡業に行ってる人を見ててたくさん差し入れをもらってて。いざデビューしてみると、何ももらえなくて。デビューしたてはこんなもんなんかなあと思ってたら、八木さんとはすごいもらってて……」と述べた。真壁選手はその一つひとつに先輩としての言葉を返していった。
盛り上がったのは「好きな先輩、嫌いな先輩」の質問。川人は好きな先輩として付き人を担当している永田裕志と真壁、嫌いな先輩はセコンド時にいたぶられる鈴木みのる、また八木は「好きな匂いの選手」としてYOSHI-HASHIを上げると大爆笑。嫌いな選手としてツバを吐かれたことのある内藤哲也を上げた。さらに、成田は好きな先輩として「おかしなことばかりする」北村克哉、嫌いな先輩として、道場で仕事がひと段落すると声をかけられるという小林邦昭さんの名を挙げると、場内からどよめき発生。これには、「いや、ホントは好きです」と弁明していた。
ちなみに八木は鼻が利くようで、控室にあった選手の忘れものを匂いで当てる不思議すぎるな能力があることを明かされた。
そして「今後の夢」として、「IWGPジュニアのベルトを獲って、ヘビー級のベルトよりも上の存在に持っていきたい」(川人)、「ベルトはもちろんほしいとは思うんですけど、僕はほんとにプロレスが好きなんで、もっとプロレスを知ってもらいたい、プロレスを広めていきたいというのが一番です」(八木)、「ヘビー級を希望してるので、ヘビー級のベルトを獲って、絶対的な地位を確立させるのが夢です」(成田)とそれぞれ語った。
それに対して真壁は「とりあえず今は、自分が目指す階級のテッペンを取ってほしい。レスラーはテッペン取らないと、何もわからない。(それぞれの選手を応援してる)ファンはそれが見たい。自分の凄い試合を見せることが(プロレスを)広めることだし、観客の心をしびれさせること。まずはそっから」と言葉を贈った。
ファンからは「試合で一番見てほしいところは?」の質問が飛び、「ドロップキックの高さ」(川人)、「技とかではなく試合中の表情」(八木)、「レスリングをやってたんで、その経験を生かしたタックル」(成田)とそれぞれ答えた。
一方、真壁選手にも「好きな後輩は?」との質問が飛び、「後輩は基本的に誰が好きっていうのはない。均一に見てるから。ちゃんとやってるかどうかを見てる。言葉遣いから挨拶から、練習から試合から全部。それで一つでも欠けてるものがあれば説教。デビューしたては何もわからない。だけど、そこを直さない限り新日本のライオンには入れない。俺はハートを持った人間でないと絶対認めない」と口にした。
それでも「俺はいい先輩だとは思ってない。ちゃんとやってるかやってないかを彼らに彼らに押し売りしてる。だけど、押し売りしたら間違いなく真っ直ぐになるはず。それを拒否して回りくどいことやってたら、上には上がってこない。俺、そのへんの自信と経験と覚悟、全部あるから。彼らもこの俺の(経験してきた)20年の長い歴史を、これからわかる連中だから。これから皆さん、乞うご期待です」と締めくくった。
ヤングライオン初のトークショーという場を借り、真壁選手が先輩としてプロレスラーとしての心構えをファンの前で伝授するひとときとなった。
第4部の『KUSHIDAのナイショ話』公開収録では、KUSHIDA選手と真下義之(新日本プロレス)が登場。
■第4部ではKUSHIDA選手と真下義之(新日本プロレス)がPodcastの公開収録を敢行!
入場曲とともに来場者の手拍子で登場したKUSHIDA選手が、Podcast『KUSHIDAのナイショ話』についての説明をおこなうと、来場者の大歓声ともに公開収録がスタート。
しかし、2人とも一年前に東京でおこなって以来の公開収録とあって、MC担当者が緊張でガチガチの様子。
まずは、「KUSHIDA選手が2008年に自腹でJRの高速バスを使って大阪プロレスに参戦していた話」から、「大阪で初めてIWGPジュニアタッグのベルトを奪取した話」など、大阪にまつわるエピソードトーク。
また、公開収録ということで来場者に質問を交えながらトークを進める中、トークは川人拓来選手の話題へ。
すると、『Super Jr. Tag Tournament 2017』でタッグを組み出場したKUSHIDA選手は「あの1回戦以降、自信がついている」と語る一方で、「まずはプロレスラーとして第一歩を踏み出した」「甘えずにお客さんをグイグイ引っ張っていく気持ちがないと、埋もれてしまう」と叱咤激励も飛び出した。
続いては、ビジョンを用いてデザインが変更前の“IWGPインターコンチネンタル”ベルトを映し出し「実はこのベルト、トレーナーから預かり自宅に保管してました」と告白。
※このベルトは現在展開されている『新日本プロレス展』に展示中。
その後も2008年に大阪プロレスに土日のみ入寮した写真から始まり、『BEST OF THE SUPER Jr.』のトロフィー写真など数々の秘蔵写真を紹介し、それにまつわるエピソードを熱く語った。
そして、明日の大阪大会に関しては、「(ウィル・オスプレイとマーティー・スカルは)超一流の二人なので、明日の試合は楽しみですね!」と見どころを語ると、KUSHIDA選手は来場者とともに一本締めで大盛況のイベントを締めくくった。
※こちらの模様は、後日『KUSHIDAのナイショ話』にて配信いたします。
■『wateRouge by home+ Presents POWER STRUGGLE』
11月5日(日)17:00~大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
※第0試合は、16時40分スタート予定
★対戦カードはコチラ!
★注意=前売券は“全席種完売”となりました。
※見切れ席等の追加販売や「小中高生券」を含む当日券の発売はございません。何卒ご了承ください。
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