メキシコの年間最大のビッグショー、CMLL創立84周年アニベルサリオ大会のセミファイナルに、小島聡選手が出場をはたした。
この試合のもう一つの注目は、ROHからは初参戦のフリップ・ゴードン選手で、この日がCMLLデビューとなった。
試合は最初、ボラドールとメフィストでスタート。その後、初登場のフリップ・ゴードンがトリッキーな動きでウルティモ•ゲレーロを場外に落とし、いきなり飛ぼうとするが小島がカット。
そして、リングインしたカリスティコの足を取ってドラゴンスクリューを放つ。そのまま勢いに乗った小島をゲレーロとメフィストがアシストし、小島は相手チームの3人をコーナーに詰めてチョップの乱れ打ちを放つ。
最後は、ルードチームが好連携を見せ、小島がカリスティコにコーナーからの雪崩式コジコジカッターを決めてフォールし、ルード組が先制。
2本目に入ってもルード組が攻勢を続けるが、一瞬の隙をついて反撃に出る。小島とメフィストを場外に落とし、ボラドールとゴードンがメフィストと小島にそれぞれトペ・コン・ヒーロを決める。
最後は、カリスティコがゲレーロにラ・ミスティカを決めて試合をイーブンに戻す。
3本目に入り、一進一退の攻防が続くが、最後はカリスティコが小島にコーナー鉄柱超えのプランチャを決めると、ボラドールがメフィストに雪崩式フランケンシュタイナー、ゴードンがゲレーロにコーナーからの450スプラッシュをそれぞれ決め、2-1でボラドール組が勝利を飾った。
そして、この大会ではニエブラ・ロハvsグラン・ゲレーロ、女子のプリンセサ・スヘイvsセウシスの2大マスカラ戦が行われた。歴史あるアニベルサリオ大会史上、初めて2大マスカラ戦が行われたが、グラン・ゲレーロがニエブラ・ロハを、セウシスがプリンセサ・スヘイを破り、今年のアニベルサリオ大会の主役となった。
敗れてマスクを脱いだニエブラ・ロハは、本名セルヒオ・ライムンド・チャベス・ベラスコで、年齢31歳、プロレスキャリアは11年とアナウンスされ、同じく敗れてマスクを脱いだプリンセサ・スヘイは、本名エルネスティーナ・スヘイ・サラサールで、年齢37歳、プロレスキャリアは21年とアナウンスされた。
■CMLL創立84周年アニベルサリオ大会
9月16日(土)アレナメヒコ
・セミファイナル時間無制限3本勝負
ボラドール・ジュニア&カリスティコ(c)&フリップ•ゴードンvsウルティモ・ゲレーロ(c)&小島聡&メフィスト
※ (c)はキャプテン
-1本目:○小島(雪崩式コジコジカッター)カリスティコ×
-2本目:○カリスティコ(ラ・ミスティカ)ウルティモ・ゲレーロ×
-3本目:○ボラドール・ジュニア(雪崩式フランケンシュタイナー)メフィスト×
○フリップ・ゴードン(450スプラッシュ)ウルティモ・ゲレーロ×
※2-1でボラドール・ジュニア組の勝利