8月28日(月)TAKAタイチ興行・新宿FACE大会のメインイベントで、TAKAみちのく&タイチ組と、BUSHI&高橋ヒロム組が激突した。
またセミでは、鈴木軍の鈴木みのると金丸義信が“同門対決”をおこなった。
■『TAKA&タイチ興行 SEASON2』
8月28日(月)
東京・新宿FACE
観衆:509人(札止め)
●第5試合 時間無制限3本勝負
・1本目:○タイチ(8分13秒 タイチ式外道クラッチ)BUSHI×
・2本目:○BUSHI(5分52秒 ブシロール)タイチ×
・3本目○:ヒロム(15分44秒 合体MX→片エビ固め)TAKA×
★試合経過
メインイベントのスペシャルタッグマッチ時間無制限3本勝負では、TAKAみちのく&タイチ組とBUSHI&高橋ヒロム組が激突。
※先に入場したBUSHIとヒロムは、半分がBUSHI・半分がカマイタチのデザインのマスクでそれぞれ入場した。
1本目は、ヒロムとTAKAが先発で試合開始。
ヒロムは猫のような体勢になり、TAKAを挑発。
これに対し、TAKAはタイチとタッチすると、ヒロムもBUSHIとタッチ。
両タッグはタッチの交代で相手を牽制する中、ヒロムとタイチの場面、ヒロムが向かっていくとタイチはすぐさまロープへブレイクし、両者なかなか組み合わない。
これに対し、ヒロムはリングでふて寝し、そのまま場外へ。
場外カウントが進む中、カウント19でリングに戻ったヒロムであったが、再びリング上で「もうヤダ」とふて寝。
これにはタイチもリングでふて寝。
タイチと代わったTAKAがリングインし、ヒロムとTAKAは素早いロープワークを展開し、それぞれBUSHIとタイチとタッチ。
BUSHIはタイチを場外に蹴散らしトペ・スイシーダを狙うが、タイチはあべみほを盾にし逃れると、さらにタイチはあべみほをリングに入れて、BUSHI&ヒロム&レフェリーのあべみほに集中させる。
その隙にタイチはBUSHIへ急所攻撃からタイチ式外道クラッチで3カウントを奪い、1本目を奪取した。
2本目は、ヒロムがTAKA&タイチにエルボーを仕掛けると、TAKAに低空ドロップキックを決めるが、再びロープへ走ったところをタイチが場外から捕獲し、そのまま場外攻撃を展開。
タイチは場外でヒロムをいたぶりリングに戻すと、待ち構えていたTAKAが顔面かきむしり&サミングで追い打ちをかけ、タイチとタッチ。
タイチはフライング・メイヤーからサッカーボールキックを放つと、TAKAとトレイン攻撃を敢行し、急所攻撃を見舞っていく。
苦しい状況のヒロムは、タイチに対し腕を取ってのドラゴン・スクリューで反撃に出ると、BUSHIとタッチ。
BUSHIはミサイルキックをTAKA&タイチに見舞うと、タイチはマイクスタンドを持ち込むが、ここはレフェリーがカットに入る。
その隙にBUSHIがTAKA&タイチへ急所攻撃を決めると、そのままタイチをブシロールで丸め込み、3カウントを奪い、1本獲り返した。
3本目は、BUSHIが来ていたTシャツを脱ぎ、そのシャツでタイチの首を締め上げると、タイチもお返しとばかりにTシャツでBUSHIの首を締め上げる。
タイチとタッチしたTAKAはサミングでBUSHIとヒロムを場外に蹴散らし、プランチャを狙うが、ここはBUSHIとヒロムがTAKAの足を引っ張り、エプロンサイドに叩きつける。
そして、ヒロムは逆水平チョップ&スリーパーでTAKAを追い込んでいくと、BUSHIとタッチし合体のリバースアームホイップを放つ。
さらに、BUSHIとヒロムは、レフェリーがタイチのチェックに入っている隙に、2人がかりでのSTFを極める。
TAKAはこれをなんとかエスケープすると、ヒロムの串刺しラリアットを足で迎撃し、串刺しジャンピングニーで反撃し、タイチとタッチ。
タイチはBUSHI&ヒロムをアックスボンバーで蹴散らすと、タイチ式ラストライドの体勢へ。
しかし、ここはヒロムがヘッドシザース・ホイップで切り返すと、両者リング中央で張り手、ミドルキック合戦を展開。
ここでタイチが「テメェ!」と強烈なエルボーを放つと、ヒロムもすぐさまヘッドシザース・ホイップでタイチを放り、BUSHIとタッチ。
BUSHIはタイチにMXを狙うが、タイチはこれを間一髪でかわすと、串刺し延髄斬りから側頭部へ強烈な蹴りを放つ。
さらに、タイチはカウンターの延髄斬りからタイチ式ラストライドを敢行。
BUSHIはこれをなんとかカウント2で返すが、タイチは以前BUSHIから奪ったマスクを被り、トラースキックを放つと、ブラック・メフィストの体勢へ。
だが、これはBUSHIがカナディアンデストロイヤーで切り返すと、両者ヒロムとTAKAとタッチ。
TAKAはヒロムのラリアットをかわし、ジャストフェイスロックで捕えると、さらにタイチがヒロムの顔面に低空の延髄斬りを決める。
苦しい状況のヒロムはなんとかロープへブレイクすると、TAKAのみちのくドライバーをダイナマイト・プランジャーで切り返しフォールへ。
しかし、ここでタイチがレフェリーを場外に引き込むと、そのままタイチはマイクスタンド攻撃をBUSHI&ヒロムに決める。
だが、BUSHIもお返しの毒霧をタイチの顔面に放つと、リング上で4選手が大の字に。
そんな中、最初に起き上がったヒロムがTAKAに串刺しラリアットを見舞うと、ヒロムはTIME BOMBを狙うが、TAKAは体勢を入れ替えこれをかわすと、そこへタイチが延髄斬りを的中させる。
ここで勝負に出たTAKAは再びみちのくドライバーを狙うが、BUSHIが延髄斬り、ヒロムがトラースキックの合体攻撃を応戦すると、続けて合体のコードブレイカーを決める。
さらに、すぐさまBUSHIが場外のタイチへトペ・スイシーダを発射すると、最後は合体のMX(ヒロムがTAKAを肩車し、そこへBUSHIがMX)を炸裂させ、ヒロムがTAKAから3カウントを奪い、3本目を奪取し試合に勝利した。
試合後、マイクを握ったタイチは「オイ、BUSHI。ちょっと待てよ。忘れもんだ。(※以前、奪ったマスクを投げ捨てる)取り来い。オイ、待て、お前ら。俺はよ、こんなんじゃ終わんねぇ。ってありきたりの言葉を言いたいところだけどよ、お前らじゃ、物足りねぇな。オイ、見てみろ。(※グッタリするTAKAを指さし)物足りねぇだろ。まだまだできんだよ。オイ、ハポン軍団。テメェら、2人じゃねぇだろ?テメェら、ちいせぇ2人じゃ相手にならねぇんだよ。他にいんだろ、まだメンバー。連れて来い。他のメンバー、ハポン軍、このTAKAタイチ興行に出してやるよ。使ってやるよ」と挑発。
これに対し、BUSHIは「オイ、タイチ。一つだけいいか。お前ら、負けたんだよ。他のメンバーねぇ……誰がいい?誰が望みなの?まぁ、考えとくよ。たとえ、TAKAタイチ興行だって、KAIENTAI DOJOの興行だって、どこでもいいよ。やってやるよ、EN SERIO、マジで」と返すと、ここで梶トマトが乱入。
「KAIENTAI DOJOだったら、この俺、ハイテンション男、梶トマトとシングルマッチやりましょうよ。そして、去年の『SUPER J-CUP』トマトなのに、真っ黒な毒霧をかけて、ブラックトマトにしやがって。その時のリベンジだ。以上」とアピール。
この状況に対し、マイクを握ったTAKAは「BUSHI、ヒロム、ちょっと変な邪魔が入ったが、KAIENTAI DOJOでもって、いま言ったよな?言ったよね?ハハハ。決めた。ヘビー級、連れてくるってほのめかしたよね。10月15日(日)KAIENTAI DOJO後楽園ホール大会、TAKA&タイチvs BUSHI&ロスインゴのヘビー級、決定!オイ、自分で言ったことに責任持てよ。オイ、わかった? なんとかセリオ。マジだ!いろいろ広がったよな。今日、新宿FACE入りきらなかったよな。ってことは、次はTAKAタイチマニアか?次の10月15日(日)KAIENTAI DOJO後楽園ホール大会・TAKAタイチスペシャルスペシャルタッグマッチ、BUSHIとハポン軍団のヘビー級。どうだ、パレハ?」とタイチに問う。
これにタイチは、「一つ、いいか。これは鈴木軍対ハポン軍団じゃない。TAKAタイチ対ハポン軍団だ。それは勘違いするなよ。あくまで俺らの闘いだ」とコメント。
そして最後は、来場者が全員起立し、「TAKAタイチ・デ・ハポン!TAKAタイチ2番!」の大合唱で本大会を締めくくった。
★試合後コメント
BUHSI「(※マスクを記者に見せつけながら)この通り、まぁタイチからの返却ってことだ。試合の結果は当然の結果だよ。オレらが負けるわけがない。売り言葉に買い言葉で言っちゃったけどさ、10.15KAIENTAI DOJO?楽しみにしてるぜ!En Serio、マ・ジ・で」
ヒロム「いいなぁ~。オレは相変わらずヒマだよ。10月15日、オレ呼ばれるのかな~。TAKAさん、オレは?オレは?楽しませてくれないの?今日オレとBUSHIさんのタッグはダメだった?正直スゲー強いでしょ?いつでも狙えるっていうことを、IWGPジュニアタッグ巻いてる人間達は危機感をもったほうがいい。その時が来れば、オレたちが一発で獲ってしまう。それにしても今日、TAKAさん、タイチさん楽しかったよ。夏の良い思いでをありがとう。次会う時は、もっと、もっと、もっと、もっと、もっとぉ~!!楽しませてくれよ」
TAKA「ハハハァ~。試合に負けた?ハポン軍団のヘビー級連れて来るって言ったろ!?オレたちの勝ちだぁ~!」
タイチ「もともと物足りないんだよ!アイツら2人じゃよ!」
TAKA「所詮はジュニア2人だよな。言ったよな、BUSHI君!ハポン軍団のヘビー級、ナントカキーロ、ナントカシング イズ イーボー、あと誰か」
タイチ「言っちゃってんじゃん」
TAKA「誰か分からねぇ~けどよぉ、いるよな。誰が来るか楽しみだな,オイ!」
タイチ「アイツが誰連れて来るかだよ」
TAKA「当日まで隠しとくか!?それとも事前に連れて来るか!?もしみんなで来るんだったら、こっちは他にもいるんだぞ。楽しみにしてるよ。これはまだ序曲だよ。TAKAタイチ対ハポン軍団の」
タイチ「オレらだけでハポン軍団なんて十分だってことだよ。あえて鈴木軍でやることはない。」
TAKA「そういうことだよ。ジュニアのオレらだけでよぉ、ヘビー級喰ってやるよ。もう一回言うぞ!!10.15 KAIENTAI DOJO 後楽園ホール!!まさかそこでだ。Road to TAKAタイチ興行!!っていうことは、どこかでTAKAタイチ興行やんねぇとな」
タイチ「まぁ未定は未定だ」
TAKA「そういうことだ。楽しみにしとけ」
●第4試合
金丸義信デビュー21周年記念スペシャルシングルマッチ
○鈴木みのる(15分12秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め)金丸義信×
★試合経過
金丸義信デビュー21周年記念スペシャルシングルマッチで、“鈴木軍”の鈴木みのると金丸義信の“同門対決”が実現。
まずは、両者リストの取り合いから金丸が鈴木のリストを絞り上げていく。
だが、鈴木もすぐさま体勢を入れ替え、グランドでのヘッドロックを極めると、ヘッドシザースへ移行。
鈴木の絞め技は長時間続いたが、これに耐えた金丸はストンピングの連打で反撃に出る。
これに対し、鈴木は強烈な張り手で応戦し、キチンシンクから場外で椅子攻撃を敢行。
鈴木は金丸を何度も客席へ叩きつけると、鈴木はドリンクカップを金丸の頭部に投げつけ、金丸を挑発。
これに怒った金丸は鈴木へ向かっていくも、鈴木はパイプ椅子で迎撃し、椅子で金丸の首を締め上げる。
余裕の表情で先にリングに戻った鈴木は、フラフラの状態で戻った金丸に対し、フライング・メイヤーからサッカーボールキックを放つと、アームロックから膝十字を極める。
さらに、鈴木はアンクルホールドに移行。
これにはタップ寸前の金丸であったが、なんとかロープへエスケープ。
苦しい状況の金丸カウンターのバックエルボーからエルボースマッシュを放つと、鈴木のフロントネックロックをブレーンバスターで切り替えし、串刺しラリアットから変形のムーンサルトプレスを決める。
だが、鈴木もフライング・メイヤーからPKを見舞い、「来いよ」と金丸を挑発。
これに金丸はエルボーの連打で返すが、鈴木はエルボー1発で金丸を黙らせる。
さらに、鈴木はコーナーで金丸の顔面を踏みつける。
これにはレフェリーがチェックに入ると、金丸はその隙にウイスキー口に含んで毒霧を鈴木の顔面に発射。
これで動きの止まった鈴木に対し、金丸は延髄蹴りからディープインパクトを決める。
鈴木はこれをカウント2で返すが、金丸の猛攻は止まらず、低空ドロップキックから裏DDTと畳み掛ける。
そして、金丸は2発目のディープインパクトを狙うが、鈴木はこれをかわし、スリーパーで捕獲すると、最後はゴッチ式パイルドライバーを炸裂させ、金丸から3カウントを奪った。
試合後、鈴木は金丸と抱き合うが、隠し持っていた角瓶を金丸の口に押し当て、金丸の口いっぱいにウイスキーを注ぎ込んだ。
★試合後コメント
※鈴木はノーコメント
金丸「ハァ…ハァハァ…。やっぱり強いな、ボスは。隙がねぇよ、隙が。それとあの体力…バケモノだよ。やっぱり俺らのボスだな。でも今日はコイツ(※ウイスキー)で一泡吹かしてやったから、それで満足だよ。まぁ気持ち切り替えて、次はタイチとベルト返してもらいに行くからよ。それだけだ」
★その他の試合結果・詳細は、KAIENTAI DOJOオフィシャルサイトでご覧下さい。